フランドールひな祭り 風物 おでかけフォト

撮影:2015/03/03

ひな祭りなので展示をいくつか巡ってみたぜ。江戸時代から平成まで新旧網羅だ。ひな祭りといえば人形なので――今回はフランドール・スカーレットだ。ちいさくて素朴なひな飾り。一方で何十万円とか、ときに100万円以上もするフルセット豪華なやつ。立派だぜ。最近は少子化で飾る機会も減ってるんで、ひな祭りのたび地域でイベントと称して展示するのが流行ってるぜ。高知だけでもこういうミニ展示場が百箇所以上。日本全国で何千とあるんだろうな。夜須にあったこの展示場は比較的に新しいひな飾り、かつ本格的なやつばかりだったぜ。現代のひな祭りの飾りはだいたい様式が決まってる。ちょっと見ていこう。お内裏さま(夫)
理想の夫。服装は天皇の正装がモチーフだって。お内裏さま(妻)
ズバリ、主役。左右の並びは東日本と西日本で入れ替わるらしい。三人官女
祝いのお酒をふるまう。「松竹梅」をあらわすとか。女は上から下までみんな綺麗って感じ。五人囃子
祝いの楽団。少年たちは公式的に「美少年」という設定。かならず美少年、なにがなんでも美少年。隋臣
祝うだけでは駄目。高貴なご身分だから、守る人も居る。片方は老人、片方は若いと定まっている。「文武」を示してる。おじいちゃんが文、若いほうが武。仕丁
下働きの男性たち。それぞれ泣き、笑い、怒りの表情を取っている。武家のひな飾りでは衛士になってたらしい。あとは嫁入り道具の数々。内容は身分や地域によって大きく変わるが、現代の本ひな飾りは無差別に武家の籠や貴族の牛車を一緒にしたりする。素朴な雛だぜ。川に流してた起源のやつ。さーて、今様のひな飾りを見たから、今度は古いのだ。安芸の古民家。いい造りの家をまるごと使って、ひな飾りの展示をやってた。建物はしっかり文化財だ。おっと、お茶菓子だぜ。まさかの茶道だ。閑かなもてなしを受けた。この家に集められた地域のひな飾りは江戸から昭和期のもの。明治時代からずっと受け継がれてきたもの。すっかり退色してるぜ。フィギュアも100年くらいしたらこんなふうになるのかな?時代によっていろんな形式があるね。年に1回しか出番がないけど造りはそれなりにしっかりしていてお値段も張るから、一度買えばずっと使い回される。母から娘へ、さらにその孫へ、世代を超えて保たれてきた。いまじゃあまりなさそう。こいつもひな祭りの道具。羽子板。変わり雛だ。全員が子供。こちらは紙。なんと歴史ある「折り方」が代々受け継がれてきた。服が紙製だけどサイズはでかい。明治とか江戸末期のもの。変わり雛のひとつ。デフォルメ化されている。おひな様の人形は失われたのに頭飾りばかり残ってるパターン。シンプルなひな飾り。みんなが立派なセットを持てるわけじゃない。歴史を感じる。庶民の多くは案外、こういうのを飾ってたのかも。保存の対象にならないだろうから、後世に残りにくいだろうね。なんと夫が笛を吹いておひな様が寝てる! 変わってるけど、これもひな飾りだ。ゆっくりと時間をすごし場を退出した。ゲコゲコカレーうめー。おわり。

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