いなり、こんこん、恋いろは。聖地巡礼(伏見稲荷大社) 漫遊 おでかけフォト よろずなホビー
いなり、こんこん、恋いろはアニメ化記念に、舞台のモデルとなった伏見稲荷大社を放送寸前に訪れてみた。
無数の鳥居が連なる不思議な空間だ。
神社には霊夢だな。今回は博麗霊夢が案内するぜ。
伏見稲荷を舞台とした物語「いなり、こんこん、恋いろは。」が2014年にアニメとなる。レポ時点で既刊7巻。私は2巻まで読んでいる。アニメ放送は1月18日より。私の訪問が1月11日。
当初この記事はオタクカテゴリの「夢中」に加えようと思ったが、写真にそういう要素がほぼ皆無なので「漫遊」に振り分けた。なにしろアニメ放送前なので、具体的に使用された場所が特定できない。原作なら可能だが、そのまま使われるとは限らない。
さて――ちょうど伏見稲荷大社の近く(大阪)で結婚式に参加する機会があった。
よいシャボン玉の演出だぜ。
そのまま通天閣が見えるホテルで一泊し――
翌日、暗いうちに出発した。3連休中なので、日が昇ったあとは混雑が予想されるためだ。下の表示通り、高速道路はどこもすいすい。
朝食は和食にした。霊夢で神社だから和食だよな。なんとなく。
京都府京都市伏見区 伏見稲荷大社
いきなり作中に登場していたと思う建物。楼門。おもな社はほとんどが漫画に出てくる。おそらくアニメでも。
まだ暗いけど、構わず参拝するぜ。原作だと夜のシーンも多い。
ほほう、しっかり明かりが灯っている。
内拝殿。みんながお参りするところ。
この神社は日本全国にあるお稲荷さまの総本山だ。
あちこちに稲穂をくわえたキツネの像が置かれている。
絵馬も変わっていて――
通常のものとは別に、鳥居型のやつがあった。
末社のひとつ。本殿の周囲に幾つかある。赤いぜ。
この社の本番はここからだ。
千本鳥居
実際には山全体で1万基はあるらしい。
暗いけど、ところどころに明かりがあって難なく歩ける。
空が白み始めてるね。鳥居の中は暗いけど。
いなり、こんこん、恋いろはの主人公 いなりに力を与えたうか様(宇迦之御魂神)が、初めていなりを見かけたのが、夜の千本鳥居。
鳥居の間より、もう一列の鳥居群を見る。
鳥居を抜けて、奥社。
ここの絵馬はきつね顔だ。
こいつも漫画に登場した。アニメ放送後は痛絵馬がどっと増えそうだな。
社と社を繋ぐ道は、ほとんどが鳥居の回廊で繋がれている。
漫画の世界だと、稲荷大社の主神(うか様)は、神社勤務、または近隣に住む者のうち、霊感の強い人に普通に見えているという設定だ。挨拶とか呑気にかわしたりしてるし。かみちゅ! などに通じるものがあるね。
どんどん進むで~~。
稲荷のお塚。無数にある。これも原作でなんども登場。
痛んだ鳥居を見つけた。
あちこちにこういう壊れかけの鳥居がある。
でもしっかり補充・交換されているぜ。江戸時代よりつづく伝統。
どんどん登る。ひたすら登るぜ。
おっ、案内図。
ここから一周するみたいだ。先はまだまだ長い。
原作によく登場するのが、鳥居群の先頭にあるこんな金ぴかのやつ。稲荷とあるが、漫画やアニメは伊奈里と漢字を変えている。主人公の家と学校との間に、鳥居の列による近道が通っているという設定。
いろんなキツネがいる。ほかのとこでは龍がやってることをキツネが行う。
そういえばうた様、テレビゲームとかやってたな。けっこう暇そう。
ところどころにアニメのポスターが貼っている。
そんなこんなうちに、山頂に着いたぜ。233mか。適度な高さなためか、近隣の住人(おもにご年配)が早朝のお散歩コースにしてる。
さて、なにか買っていこうか――
時間が早すぎて店が開いてない!
お参りだけしていこう。
石を祀ってるのかな?
たくさんの小さな鳥居が奉納されている。でかい鳥居を建てる金がなくても、こういう形で神頼みを託せるわけだな。
もっとも作中でも「そんなにたくさんは……」と神様の本音が出ていた。叶える頼みも選んでいるようだ。主人公いろはのように懇意の仲となるのは例外だ。
稲荷山にはほかにもピークがある。
ここは二の峰の社。お散歩やジョギングしている人がけっこういて、すれちがうたび「おはようございます」と挨拶したよ。マナーやお約束になってるようで、みんな交わしてた。何百回言ったかな。
おなじく石。
ここから山を下る。登るときの2倍ほどにペースがあがった。
途中にあった三の峰。
山頂部をぐるっと一周してきて合流地点に戻ってきたときには、すっかり朝になっていた。古都を眺望する。
下りの途中、石をたくさんのっけた鳥居を見つけた。そういえば古い神社の鳥居にはこういう石を乗せたやつがある。
明治か。古いね。
こちらは大正。
平成。意識的に探さなかったので写せなかったが、昭和もあると思う。
宗教的にはまだまだ正月期間中だ。一五日くらいまで。
降りてきたよ! 1時間半かかった。普通は2時間コースらしいけど、早朝でまだ人がたいしていなかったので、写しながらでも人より早く済んだ。なお早いうち(~7:30)だと観光客はほとんどおらず、地元の人や本当に信心篤い人が多いので、挨拶をかわすのが礼儀。
拝殿の屋根の内側を。豪華な作りだ。神様商売はハッタリも重要なので、稲荷のような派手な神さんは過剰に絢爛なほうが良い。
千羽鶴。この時間になるとバスがどんどん入りはじめ、境内は私のような観光客だらけ。もう「おはようございます」もなくなった。降りる途中から返事をもらえなくなったので、お一人~二人くらいのご年配を除いて、私も言うのをやめた。原作でも早朝に大社内を散歩している人の姿が描かれており、生活空間の一部になっている。山まるごと神社だし、身近な聖域だから、ご利益を兼ねて散歩にちょうどいい。
どこもかしこも赤い神社だった。すごい規模だぜ。アニメが始まったら、この大社にも痛絵馬が掛けられるのかな。漫画を見てみると、本当にあちこちの場所が登場してくる。いろはが走って出てきそうな感じ。
マイカーで来たのだが、この大社を去る8:00の時点ですでに駐車場は満杯。駐車待ちの車列が出来ていた。日曜だったしね。