SmallRig Nikon Z6/Z7用L型プレート 2258 + Nikon FTZ用サポート 2244 & SUNWAYFOTO アルカスイス互換クランプ DLC-60LX 機材 ホビーレビュー
機材
必要からついにアルカスイス式を導入だぜ。ギア雲台のメイン昇格。
マウントアダプター含めて1.1キロに達するレンズ(当サイト過去最大重量)を導入したところ――
重すぎてリボルビング雲台のLOCK機能が垂直を維持できなくなったぜ。撮影中に垂直がズレやがり、実用に耐えられない。
さすがに30万円近い買い物の直後で資金不足、所有ツールを活かすしかない。サブだったギア雲台のメイン昇格だ。こいつの保持力なら大丈夫なはず。マンフロット
XPROギア雲台 MHXPRO-3WG 。
リボルビングで省略してた縦横ブラケット運用の復活、この際は精度確保のためまともなものを調達する。三脚座つきマウントアダプターの保持力を活かせるもので、評価の高いものが望ましい。
あったぜ。しかも三脚座サポート専用といいつつ、じつは複数アダプターを考慮したものが。
FTZサポートで重いレンズも安心保持。
SmallRig Nikon Z6/Z7用L型プレート 2258 + Nikon FTZ用サポート 2244
ズレ防止ピンや滑り止めあり。
ニコンZ6/Z7専用モデル。カメラへの取り外しはレンチで行う。
しかも工具は内蔵式だぜ。
そこから見てこんな感じ。
プレート付けたままバッテリーを付け外し可能。
側面の各種アクセスも確保されている。
側面プレートは伸び縮みして、リモコン受信機などの装着スペースを確保できる。これはほとんどのL型プレートが普通に持っている機能だ。
さてここで本題。FTZ専用サポートだが、フリンガーのキヤノン用マウントアダプターでも普通に付いた。ヒャッハー! じつはデジタル一眼レフ用マウントは、センサーからレンズまでの距離(フランジバック)の差が、多くが数ミリというごく狭い範囲に収まっている。フィルム時代からつづく統一されたセンサーサイズとミラー駆動および経済性の都合から、マウント直径を除いてほぼ変わらないサイズへ収斂。
ゆえに汎用性を考慮したアダプター用サポートには、取り付け穴が楕円になっているものも多い。ちょっとの工夫で複数のマウントアダプターに対応可能。今回はちゃんと測って対応を確認してから注文した。
縦横の構図変化。撮影ポイントの差は小さい。L型ブラケットの威力だぜ。
このブラケットは急速に広まってるアルカスイス式だ。それをマンフロットのギア雲台へ装着するクランプが必要。マンフロットのギア雲台群をアルカスイス化する専用キットがあるが、微妙に高い。雲台の実勢価格の1/2~2/3にも達する。コスパ面の都合から、今回それらの導入は見合わせた。
SUNWAYFOTO アルカスイス互換クランプ DLC-60LX
値段の安いものも多いが、安物買いのなんとやら。カメラとレンズ合わせ50万円超セットを支える重要パーツを、わずか数百円の投げ売り品に任せるなんて精神衛生上、できない。だからといって消耗品に1万円クラスもどうかと思い、中間となる5000円前後で評価の高く、かつ追加パーツなしでアルカスイス非対応雲台のクイックシューへ装着可能で、さらに底面が平坦なもの。
注文の多いごく狭い条件を満たしたわずかなクランプのひとつに、面白い機構を持つモデルがあり購入。このDLC-60LX、付けはずしをノブ回転と――
レバーアクションの2方式、好きなほうで行える。もっともカメラとレンズ合わせて2キロ近いセットだと、ノブで回すほうでないと危なっかしいぜ。
縦横の即座な入れ替えはL型ブラケットに任せ、ギア雲台のおもな役目は重いレンズ+マウントアダプターでフロントヘビーすぎるカメラをしっかり保持することだな、いまのところ。今後どうするかは実際の運用で見つけてカバーしていくぜ。たとえば総金属で軽量なギア雲台への移行とか、スライダーで使い勝手をカバーするか、そのままこのギア雲台を使い続けるのかなど。利便や予算との兼ね合い。