新しい照明器具は使える奴だ。効率的な面光源を実現する、一部で話題のフォトラだぜ。
付属の光源は都合の良いことに、メインで使っている EXO-TERRA REPTI GLO 26W 2.0 UVB COMPACT と、色温度がおなじ6700度だ。おかげでそのぶん調整がしやすい。
新しいセッティングはこうなった。メインに SD RIFA-F 40×40cm が上方より見据え、前方と後方にスポットライトを配置、フォトラは左右だ。5つの光源をフィギュアに合わせて適当に付けたり消したりする――が、RIFAだけはほとんどいつも点灯している。
フォトラの面白い使い方として、横置きもある。小さめなフィギュアのときはこれで光量を稼げるだろう。
フォトラ導入前の照明環境はこうだ。
そしてフォトラを加えた状態がこれ。質感が向上している。ちなみにフォトラだけではこういう風にはさすがに写せないだろう。RIFA-Fやスポットライトの助けを借りて、ここまで容易に追い込める。
腕時計(カシオのオシアナスOCW-T1000-1AJF)を、元の照明で。ガキのころからGショックを長年使ってたので、バカの一つ覚えでずっとカシオファンなのだ。総チタンで軽いよ。
フォトラを加えた状態。文字盤などの見え方は大差ないが、光がより拡散しているので、時計自体が背景からくっきり浮き上がっている。面光源の威力は高いね。
フォトラの別の効果も見ていこう。
左右同時に点灯させるとこうだ。
右のフォトラを消灯させると――
もちろんそのぶん右側が暗くなるのだが、あまりそういう印象はない。
ならば右側のフォトラを取り除けば?
このように、陰影がどわっと増した。つまりフォトラにはレフ板の効果もあるということだ。フォトラにはほかにも透過光背景効果など、いろいろと応用が利くが、背景を白~灰~黒に固定している Asahiwa.jp ではあまり関係ない。
とにもかくにも、フォトラはブツ撮りを手軽に上達させてくれる有効なツールといえる。