カメラバッグにはライトユーザーだけど容量が欲しい人向けにトートバッグ式がある。 ナショジオのカメラバッグがわずか3年で寿命を迎えた。今回「も」原因は「底の板」。職場やプライベート構わず毎日持ち歩いてたとはいえ、いくらなんでも短すぎるぜ。カメラバッグはほかの箇所が頑丈でも、バッグの形状を保つため底に敷かれる硬い板によって応力が分散せず、底と壁とが直角に交わる部位にどうしても強い負担が掛かる。それが短命となってしまう理由だろう。 今度こそ4年以上! と意気込み、いまのライトな使い方に合った軟派なバッグを探し、ニコン純正のトートバッグにした。下の写真のとおり、底に板がない。縫合線もなく、側面と底部とが一体になってるぜ。鞄をカメラバッグにする前は普通のリュック(オタクっぽいの)を7年は使っており、まだ余裕をもって引退した。つまり普通に丈夫な作りなら、私の使用環境だと7~8年は平気なはずなんだぜ。 控えめなニコンのロゴが楽しいぜ。お値段はニコン純正にしてはリーズナブル、実売5000円台だ。 カメラバッグなのでインナーボックスあり。これを外すと本当にただのトートバッグになるよ。 軟派なバッグだから、APS-C中級~フルサイズ小型に、小さめの標準ズームや軽い望遠ズーム、あるいは中望遠マクロくらいが限度。いまの野外撮影は交換レンズを1本くらいしか持っていかないスタイルで、写せないものは素直に諦める方針なので、これで良い。あまり入らないといっても「一眼カメラ用」、トートバッグとして見ればサイズそのものは大型に属する。 カメラバッグとして使う用の、肩掛けストラップを取り付ける金具。 こいつが付属のものだが――こんな細い紐じゃ4Kgていどで肩が疲れるな。 だからプレーン軟質素材のオプテック! ナショジオには使えなかったけど、こいつずっと始末せず取り置いて良かった。耐荷重すごいカメラバッグ用だから高いんだよね。競泳水着用の伸びる伸縮素材。洗濯してまっさらキレイだ。 カメラバッグ時の見た目はこうなる。何年も放置してたから、紐の結びが以前の初心者丸出しだな。というか購入状態そのまま。 ここはニコン巻きにしてやるか。カメラお仲間は意外と細かいところを見ていて、ストラップの結び方ひとつでハッタリになる。 こうなったぜ。見た目すっきり。ニコン巻きの効果は紐のはみ出し部がどこかへ挟まる事故を防ぎ、摩擦が増えて紐が抜けにくくなるという。別名プロスト巻き、報道巻き。キヤノン系の報道巻きは細部が異なるようだが、基本的な狙いはおなじ。