ROGUE FlashBender2 ソフトボックスL 機材 ホビーレビュー

機材
購入:2019/02 分類:ディフューザー

柔らかい光のストロボライフを楽しむフルセットだぜ。 ローグ社のフラッシュベンダーシリーズはプロやハイアマより高評価を受けたエレクトロニックフラッシュ用アクセサリーだ。高価な素材を使用しており、値段は安い簡易ディフューザーの何倍もする。時期により上下するが、だいたい1万円くらい。 初代を使ったユーザーの声を受け、たくさんの改良を加えてバージョン2となったものを導入した。ベーシックな姿は下の図。白いバージンビニル(塗料を使ってない素材色)の布で、演色性を高度に維持したまま光を柔らかくする。値段の高さはだいたいこの反射面。私がフィギュア撮影で使うRIFAシリーズも内面と拡散布がバージンビニルだ。安いモデルは素材が原因で演色を下げる。 オプション。銀糸で光を増光させる。柔らかくなる効果は減る模様。暗い環境で陰影が強く出る。 ベンダー背面はワイヤー入りで、好きに変形させて保持可能。さまざまな使用方法が紹介されている。興味ある方は詳しくは検索で。 これまでメインで使ってたディフューザーはこれ。取り回しこそいいが、拡散部が安価なプラスチックで演色を下げる。また発光面とレンズが近い。レンズと発光部が近いディフューザーはリングライトというレンズを完全に円形に囲う形でないと満足いく照明効果を発揮できない。 ベンダーはカメラよりけっこう離れるぜ。被写体への斜光的な照明効果が強まる。被写体の質感を求めるリングライトとは別で、自然っぽい光の演出みたいな表現優先の思想。それにはカメラより離したほうが有利だ。 正面から見るとこう。すこしでも全体の輝きが均一になるよう考え抜かれた設計。布張りの濃い部分は発光部のもっとも強い輝きを抑える。布の表面は全体がやはりバージンビニル。 フラッシュベンダーは表現的なツールゆえ、光にこだわるなら本来はこういうブラケットがいいらしいが、重量増加が気になって導入も実践もこれまで経験はない。ブラケットであれば縦構図でも上配置といった自由度が高まる。 とりあえず私は縦構図時に左右光源として使いこなす―― といえるかどうか微妙だが、デフォルトの装着状態でカメラを水平だったり左右にしたりと、かなり適当な運用に終始しているぜ。 ワンフェス当日、継続高校チームの3名でライティングのサンプルを取った。まずは光源が上。通常の日照で順光。自然光な感じ。 光源が左で正面照射。鼻などがはっきり見えてる。 おなじく左だが発光面の角度を30度ほど深くしたもの。影の付き方がすこし広めで濃くなっている。ブラケット的配置となるワンサイドライティングは、角度を付けるほど反対側の影を濃くするぜ。 こちらは右だ。左から当てると股間の間が暗くなりすぎるので、足の開いてる側より照射した。左右どちらより当てるかは、光がどの範囲まで届くかで判断している。 カメラから大きく背伸びしてる関係で、場所による制限もあるが、おおむね満足。


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