簡易に水平をはかるもの、レベラー。縦横ツーウェイで便利なのさ。エツミだけど中身はドイツhama(ハマ)ブランド。ハマレベラーは前世紀から売っている、ずっと不変のロングセーラー。モデル名5411はすくなくとも2006年から確認できる。私はこういう歴史ある地味な商品に弱いぜ。 おもにフィギュアレビュー時、ホットシューにはめておくと便利。これは横方向。 こちらは縦方向。いちいち差し替える必要がない。 この手の簡易レベラーは数百円ていどの安価品だと精度が悪いらしいので、いきなり数千円する高めのモデルを買った。見た目は安いやつも高いやつもあまり変わらないけど、ネットなどの評判をみれば道具としての違いや信頼性は一目瞭然だ。実際こいつの精度はわりと信用でき、おそらく0.5度以内くらいで水平を出せる。なおレビューをアップした時点で E-6044N は消えており、そのままハマ5411の名で売ってる。Amazonなどで「ハマ 水準器」と検索すればすぐ出てくる。輸入してるのはひきつづきエツミだ。外観がそっくりだけど数百円のやつは粗悪品なので注意。 電子水準器をもつD7000を買ってからフィギュアレビューでは使わなくなったが、たまに撮影ブースの水平を調べたりするし、2015年現在でも野外撮影へ下の写真のような形で持ち出している。水平をはかりたいのがカメラ側だけとは限らない。被写体側の水平を知りたいなら、こういう物理レベラーが不可欠だ。よってカメラが電子水準器を標準搭載してくるようになってもこいつの出番はなくならない。なによりドイツだし、ドイツらしく機能一辺倒でじつに無骨。10年20年と変わらぬ、分かる人だけがニヤリとするアイテムだ。フィルム時代のツールがデジタル時代でも現役で使えるっていいことだぜ。