海洋堂の巨大フィギュア「鬼王丸」「柚鬼媛」鬼の棲むまち鬼北町 造形 おでかけフォト よつばとフィギュア
愛媛の道の駅に鬼フィギュア巨大モニュメントが出現。
やあ、よつばだ。
愛媛県北宇和郡鬼北町永野市
道の駅「森の三角ぼうし」
「鬼王丸」モニュメント
鬼王丸は「きおうまる」と呼ぶ。寄って超広角レンズで写すと大迫力。鬼北町は「きほくちょう」。
鬼王丸の由来。町おこしだな。
このレベルの巨大フィギュアを制作できる企業は限られる。ズバリ海洋堂だ。原型は可動仏像などリボルテックタケヤシリーズでおなじみ竹谷隆之氏。2014年に制作されたタケヤ氏の原型を2015年に巨大化したのがコレ。
道の駅は鬼王丸をプッシュしていた。
設置は2015年2月。
とりあえず一周。
高さは5mある。制作費は1000万円以上、期間は5ヶ月。台座は岩、本体は鉄骨入り。
この細かい造型と凄まじいディテール、材質はむろん青銅ではないので、100年単位は持たない。
クオリティの代償は「いまだけ」感だな。10年もすれば退色や細部の欠けが目立つだろう。実物を見るならまだキレイな数年内だ。
もっとも将来の鬼北町に元気と意欲があれば、定期的に修繕と塗り直しでリフレッシュしてくれるだろう。いまのところこの像の効果で来訪者が年間数万人も増えたという。
望遠で離れて写すと迫力が減る気がする。やはり近寄って下から眺める作品か。
というわけでまた近寄った。
背中に乗るキジは鬼北町の特産。
金棒は本物の鉄かな? 質感がすごい。
次いってみよう!
途中で飯。
鬼北町日吉
道の駅「日吉夢産地」
鬼王丸モニュメントから10キロ以上離れたほかの道の駅にも、鬼の像。
「柚鬼媛」モニュメント
柚鬼媛は「きゆひめ」と呼ぶ。
鬼王丸とほぼおなじサイズでおよそ5m。寄ったら迫力。
一部で「ラムちゃん」と言われてたり。おなじく海洋堂制作で、1200万円あまり掛かった。
道の駅のシンボルとなっている。
由来。鬼の名をもつ地方自治体は唯一という。長野県に鬼無里村があったが平成の大合併で消えている。
鬼王丸が燃えならこちらは萌え。抱いてる鬼子は鬼王丸という設定。
柚鬼媛モニュメントは鬼王丸と違い、離れて写したほうがキレイに見える。
距離を置いて望遠レンズで写してる。
なんとなく一周中。デザイン竹谷氏、造型BOME氏。
服がトラジマなのでラムちゃん。
いい尻だ。鬼王丸もそうだったが、柚鬼媛もオタクと思われる我が同類が続々やって来ては、カメラで写してた。オタクの写し方は一般人とは明らかに違うのですぐ分かる。著しい特徴は写す枚数だ。
たとえば私は巨大フィギュアを一周するようにサテライト周回でパシャパシャ。
さっそく私の真似をしてる人がいて、カメラがなんと50万円くらいするキヤノンのフラグシップ。さらに彼の連れがライカM8ユーザーで、ストラップがけいおん!だった。
太陽の位置関係で、うまい具合に女性写真に向いた逆光気味。
上半身適当な構図。
柚鬼媛モニュメントの誕生は2016年11月。
高速道路が近くにある鬼王丸モニュメントと比べ、柚鬼媛はちょっと遠い。十数キロ山の中、マイカーやバイク持ちでないとアクセスは難しい。
鬼王丸は自治体の依頼だがこちらは道の駅の管理会社が主導。もっとも費用の半分以上を町が負担した。
よく見れば鬼王丸とおなじく鉄製ないし本物と見まがう棍棒をもつ。ガラガラだな。完全に人殺せる鈍器だけど。
タイガーストライプの服。
色っぽい露出度の足。
最後は超広角レンズで。
以上、愛媛の山中に出現した鬼のモニュメントを巡ったレポだったよ。
さらに受ければ3体目以降もあるかもしれないという。ただし1体1000万以上、元を取る費用対効果を考え、企画は慎重だ。あまり乱立すると公費の無駄遣いといわれる。