高知の隠れ社 まんが神社&馬之助神社 こなたレポ 造形 おでかけフォト よつばとフィギュア
2008年4月26日より高知市ではじまった海洋堂の宝島展は、創始者出身地ゆえ実現したイベントである。多くの展示があったが、その中に変わったものがあった。
『宮脇館長が支援を行っている馬之助神社。高知県の大正町にあるこの神社は、貧しい村で生まれ7歳で谷に捨てられた「馬之助」という少年の鎮魂のために建てられた(中略)と言っています。海洋堂の造型師が製作した馬之助像や1mもあるゴジラを奉納するとともに(中略)豊かな自然の中にある馬之助神社にあなたも一度訪れてみてください』
OK、1mのゴジラを見に行こうじゃないか。
というわけで馬之助神社に来た……ぜ?
「こなただよ。なんかねえ、道の途中にあったから寄ってみた。おなじ神社繋がりだし」
コミック、漫画、まんがの神社だって。
地元の観光パンフレットにもほんのちょっとだけ載ってる。駐車場はない。
独創的に適当な鳥居に「まんが神社」。
「俺様はまんがは好きだぞ!」
ん?
「マンガとまんが、どっちが正しいのかなこれ?」
「俺はマンガも好きだぞ――って、なんで俺様はこんな小さな扱いなのだ!」
「遊んでないでレポートしろよ」
「ぬふぅ」
マンガ神社全景
見事なりハリボテ具合。
高知は毎年夏に「全国高等学校漫画選手権大会」、通称「まんが甲子園」を開いている。2007年にはローゼン麻生が漫画好きの縁で呼ばれスピーチを行った。
まんが神社はまんが甲子園を由来として建立されたようだ。鳥居もケタも梁もまんがっぽい。
「あのマンガやこのゲームがアニメ化されますように。ケロロ軍曹があと10年続きますように。かがみんがツンデレになりますように」
「……って、下から覗くの禁止!」
「その通り! 下から仰ぎ崇めるならば俺様、ルルーシュにするがよい! ……また極小サイズかよ」
「神社の中にはなにがあるのかな? かな?」
「こんなんでましたー」
まんが神社のある土地は元々別の神社があったようだ。本堂は礎石だけで、観音堂や半分朽ちたようなお堂が残っていた。
さて、次は馬之助神社。
1mのゴジラ!
1mのゴジラ!
1mのゴジラ!
「やっと辿り着けたよ」
「ここから俺様の世界制覇がはじまるのだ」
「うるさいなあルル助は」
「だから覗くの禁止だって」
お金がないようで、トタンな外観。
本堂に直接絵馬かけまくり。
オタクなぷちスポットらしく、こんなのあった。
さて……1mのゴジラのショータイムか。
「網が張ってあって写真撮りづらかったけど、ズームインだよ」
「ほーれほーれ」
あれれ? 海洋堂っぽいものが……
これが馬之助か。いやどうでもいいんだけど。
こちらは海洋堂展のほうで飾ってあるレプリカ(彩色版)。
てかゴジラ、見える範囲にはぜんぜんなかった。
持ってくような不届き者がいそうだから隠してあるのかな。
馬之助伝承
捨てられたとこ。
馬之助がなんかしてた滝。
墓というか塚。
目的が済んだので休憩に寄った先に変なものがあった。
石の風車
なんかこれ。
回ってるぜ。
くるくる……
「俺様も回る」
「わはははははは」
「はぁ――ッハッハハハハ!」
「うげぇ……気持ち悪い」
「なんやっちゅーねん」
「これにて幕引き!」