EIZOによるデュアルモニターだぜ(ただし小さい)。
奥にEIZOロゴ、手前もEIZOロゴ。
写真現像編集などの作業中、いつもアニメを見てるが――ウィンドウがとても小さい。
EIZO FlexScan EV2451-RBK
2台目のモニターを用意したらでかくなったぜ。これはいいな! 6年間もよく小さいので我慢してたものだ。2011年以前の環境はデュアルモニターでなく、モニターとテレビを並べてただけなんだけどね。
2015年に方針転換して2年、PC周りがようやく一定水準以上のツール群で埋まった。モニターはメイン24.1インチ、サブ23.8インチでサイズそのものはたいしたことないが、値段でいえば32~50インチが買えてしまう。
EIZOは変質しやすい液晶に3万時間5年もの保証を標準化している職人肌メーカーだ。タフネスで故障しにくく経年による変色も少ない。すなわち液晶の品質が大半のメーカーと違う。おかげさまで値段が高くともプロやハイアマを中心に熱心な支持者を獲得しているぜ。
ただ新規購入したFlexScan、デフォルトだとなんか青すぎる。理由は部屋の照明がすべて高演色だから、らしい。
高演色とは「理想の太陽光」の可視光線に近い光を指す。平均演色評価数といい、太陽カラーの再現度を100点満点で示す日本発祥の演色スケールだ。照明の光でこの数値が高いほど、太陽光に照らした状態を再現できていることになり、色評価・色比較・色校閲の現場で標準化されており、写真撮影・映像でも高いクオリティの色彩データを得られる。私のPC周辺はRa97~99の超高演色で、撮影用灯具(Ra95~97)より高品質な光になっているぜ。
普通の照明光は高演色ではない。経済効率とか明るさ、さらに値段などいろんな市場原理が絡んで、再現度でいえばせいぜい70から90くらい。キャリブレーションしたカラーマネジメントモニター(下の写真で左)なら、高演色照明環境でモニターの白が白く見える、ようになっている。その環境にノーマルのモニターを置いても、青いか黄色いそうだぜ。詳しい理屈は長すぎるし私自身の理解が及ばないんで書かないが、なんにせよ色が違いすぎるので――
とりあえず目視&手作業で近似色っぽく調整してみた。下の写真で右側のコントラストが高いのはムービーモードなので。ブラウジング時はノーマルで使うつもり。市販のキャリブレーターを用いればほぼ同じ色合いに統一できるが、色管理用のメインモニターより品質レベルが数段低いし、色を見るのはあくまでもメインだから、そこまで金を使うまでもない。
※2018/02/04追記
調整設定がなにかあるとすぐリセットされるので、固定化というかメモ的に。ゲインをいじるだけで、ほかはすべてデフォルトのままで使うことにした。色管理モニターとの実視で調整し、2018年2月時点で赤100緑95青90と5刻み単純化。メーカーによって発色の傾向があり、ほかのモデルにも同様に使えるわけじゃない。
ムービーモードは映像の状態で明るさなどを勝手に変えやがってアニメだと雰囲気を損ねるので、ユーザーモードでゲイン以外デフォルト。色合いはもっと寄せられるが、5刻み単純化により、とりあえずぱっと見で「いいかも」ていどで済ませておく。あまり細かく設定しても誤操作とかちょっとした変更で、わりとすぐリセットされちゃうんで。こちらのほうがPC(グラボ)の負担も小さい。
GeForce GTX1060-6GB/OC/DF
デュアルモニター化に際して、グラボを買い換えた。さすがに2012年のモデルで最近のモニター連結は厳しかった。というかキャッシュの問題のほうが大きかったけど。3ギガから倍の6ギガへ。これでよりたくさんのデータを同時に扱える。
あと冷却保持のため床置きしてたPCをホコリ避けで、40cm高い位置へ。