すわっ大社(洩矢神社・諏訪大社) 夢中 おでかけフォト よろずなホビー

撮影:2015/12/11

長野最大の東方Project聖地。 やっと行きたかった諏訪地域を訪問できた。守矢一家でお送りするぜ。 東方風神録、守矢神社の元ネタ地を駆け足してきた。諸事情からマジ駆け足。 長野県岡谷市 洩矢神社(もりやじんじゃ)いつもならまめしき諏訪子なんだが、今回はキーホルダー。 うん、死んじゃってたまめしき諏訪子。首チョンパで3代目死亡。いま4代目を手配中。自立できるまめしきって野外撮影で重宝するんだぜ。 由来。この神社は諏訪大戦伝来地で洩矢神の陣営が陣を敷いたとされる場所に鎮座している。天竜川を挟んだ対岸には建御名方(たけみなかた)神が布陣したとされる箇所に藤島神社があるが、諏訪大社があるので地域での扱いは道祖神レベルだ。今回は時間の都合で訪れなかった。 拝殿 洩矢の字が古さを示す。 おまいりしたぜ。 絵馬は半分以上が東方関連の痛絵馬だった。 見ての通り―― 諏訪子さまだらけ。 洩矢神は洩矢諏訪子のモデルだ。東方風神録の設定やストーリーも諏訪大戦の多くを採用。 痛絵馬が堂々とおおきな顔をしてる珍しい神社だと思う。 ケロちゃん成分を十分に補充したぜ。 拝殿と本殿。 長野県諏訪市 諏訪大社上社本宮
途中経過省いていきなり諏訪大社本宮。 周囲に諏訪子と関連する古代の神々の神社がいくつかあったが、時間がなく訪問できなかった。手長足長神社とか御社宮司神社とか千鹿頭神社とか。 ところで2016年は7年に1度の御柱大祭だな。 時間の関係で今回はおもな場所しか訪れられないから、休暇が取れれば見てみたい。 御柱(オンバシラ・ミハシラ) 諏訪地域の神社ではこういうのが境内の四隅に立っている。 こんな感じ。 この柱が神奈子のオンバシラのモデルだ。 勅願殿の近くに絵馬を奉納する場所が。 ざっと見た範囲で表側に痛絵馬は確認できなかった。 でも裏側にちらほらっと隔離されてたぜ。風神録による聖地巡礼ピークは2009年から数年目まで、さすがに大社の本宮ともなれば観光客や一般の祈りが東方フリークを圧倒してる。洩矢神社は特殊な例だろう。 拝所から拝殿を望む。 拝殿
奥にある林は神居。神の庭だ。左脇に大国主の摂社もあり、おなじく神居を向く。ここに祀られる主祭神は建御名方神とその妻である八坂刀売(やさかとめ)神。この2柱をモチーフでひとつにしたのが八坂神奈子。八坂はヤマタからスサノオ(ヤマタノオロチを退治した神)に通じ、スサノオの子か子孫が大国主で、その子が建御名方。みんな繋がっている。 神社の近くに諏訪姫の自販機が。 諏訪姫は諏訪市公認のキャラクターだ。 諏訪姫のフィギュアもつれてきたぜ。しかも初の量産立体化となった記念の子で。 長野県茅野市 諏訪大社上社前宮
本宮からさほど離れていない。諏訪大社は4つの社で構成されている。観光客の大半は本宮しか訪れないので、駐車場やお店の数などでおおきな開きがある。 まず確認するのが絵馬だぜ。 さすがに本宮と違って痛絵馬が自己主張する空間があった。 中にはT20氏のようにおなじ箇所へ定期的に継続して絵馬を奉納してる人もいる。彼は数年前から毎度5箇所同時に絵馬を置いていくようだ。 裏側にも諏訪子が隠れてた。最盛期にはどれだけの比率で痛絵馬があったのだろう。プロの漫画家も絵馬を描いていたらしい。 鳥居 諏訪大社はかつて神宮司として勢力を誇っていた。 最盛期の戦国時代には戦国大名化していたので、神社の周辺にたくさん史跡が分散している。それほど領地や縄張りが広かった。いまは最低限の土地しか所有してない。1000年以上の歴史をもつ古い神社や寺院には、こういう史跡群を構成するものが多い。 廃仏毀釈とかで御領地が縮小喪失した関係で、前宮の建物は複数箇所に分散しており、境内に保護された参道が存在しない。鳥居や社務所と拝殿・本殿は車が通行する「一般道」で繋がっている。 前宮は諏訪大社で唯一本殿を持っている。ほかの3社は山そのものとか生きた木がご神体で、大きすぎて本殿を建設できない。 諏訪大社で最初に存在していた起源のお社だけど、本宮に主役の座を譲っちゃったぜ。 拝殿はただの門で、すぐむこうに本殿が見えている。拝殿と本殿の距離がきわめて近い。 縄文時代からつづくとされる独特の信仰。大和朝廷の侵略(諏訪大戦)で破れはしたものの、洩矢神に起源を持つ守矢氏は諏訪信仰の神職を司り、古い信仰を日本神道を隠れ蓑として伝承していくことに成功した。 本殿を囲う御柱。 ほかの3本。 残念、雲海で八ヶ岳山塊が見えない。八ヶ岳のひとつ阿弥陀岳(2805m)が妖怪の山のモチーフとなった。東方聖地で物理的に最大の物件。 諏訪市 株式会社ピーエムオフィスエー
地方にあるフィギュアメーカーのプラム。私はこの会社が発売したフィギュアを何体も所有している。 地域創成ということで、積極的に長野や周辺の擬人化キャラを提案・商品化している。諏訪姫は諏訪市の公認マスコットとなった。 諏訪姫のモデルは実在したお姫さま。武田晴信(信玄)へ嫁ぎ、武田勝頼を産んだ。 諏訪湖ここも東方の由来地だぜ。守矢神社はちかくの湖まるごと幻想入りした。そのモデルが諏訪湖。 面積13.3km平米。平均水深4.7m。 一般に本宮のご神体と伝えられる守屋山――がたぶん写真に写ってるどれか。本宮からだとじつは守屋山は見えない。神体山として実際に拝まれてるのは本宮に隣接する裏山のようだ。 営業が終了してたので入れなかった東方ご当地を紹介。 東方で名称まるごと採用された間欠泉センターだ。ちょっと遅すぎたぜ。 長野県下諏訪町 諏訪大社下社秋宮
写真は神楽殿。諏訪湖の北側にある。上社が南側で、ちょうど諏訪湖を挟む感じ。最初に訪れた洩矢神社は諏訪湖のすぐ西、天竜川の最上流。 すっかり夜になっちゃったぜ。 静かな空間だ。下社の主祭神は妻の八坂刀売神となり、副が夫の建御名方。上社に大国主がいたように、下社ではその兄・事代主が合祀されている。事代主もむろんスサノオの血をうけつぐ。 幣拝殿
複数の役割をもつ建物がひとつになったもので、珍しい様式らしい。すでに述べたように本殿はない。 ここにもオンバシラ。 太くて立派だぜ。あっ、絵馬チェックを忘れてた。 諏訪大社下社春宮
最後の訪問地。 建物の配置はだいたい秋宮とおなじ。 独特の幣拝殿。春宮のご神体はスギ、秋宮はイチイ。 絵馬チェック。普通に神奈子さまあったぜ。 ここでもT20氏の絵馬が目立ってた。 上社と下社の間に諏訪湖がある。冬季に全面凍結した諏訪湖の表面が割れる現象を、両社の間を諏訪明神が渡ったものと解釈して「御神渡り」と呼ぶ。 以上、駆け足でおもな社と諏訪湖だけ速攻で廻った。つぎの機会があれば逃したところなどもじっくり巡りたいところ。


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