Nikon NIKKOR Z 24-120mm f/4 S & JJC アイカップ KE-NKZ DK-29互換 & PeakDesign カフ リストストラップ 機材レビュー

機材
購入:2022/01,03 分類:ズームレンズ/アイカップ/ストラップ

ほぼ万能の神ズームだぜ。フルサイズ用なのにまるでAPS-C用みたいにフィギュアを大きく写せ、解像度まで等倍マクロに匹敵。日常も一通りこなす。逆光や耐候もOK。 ニコンZのF4通し標準ズームに新モデル。テレ端が70mmから120mmへ伸びた。予約開始数分後に注文し、発売日に無事到着。なお海外だと前年秋に発売済だぜ(アメリカ・中国など)。 重量は百数十グラムプラス。前玉は77mmとなり、F2.8通しモデルクラス。なお24-120mmF4はニコンにしかないクラス。ほかは24-105mmF4だ。 多機能だけど物理スイッチはオートフォーカスとマニュアルを切り替えるものだけ。手ブレ補正などはすべてカメラ側で。ここはF2.8通しクラスもいっしょ。 縮んだ状態。レンズのコンセプトから、即応性優先で沈胴式は廃された。 伸ばしたところ。にょきにょき。 JJC アイカップ KE-NKZ DK-29互換
ところで初日の出撮影のとき、丸形ファインダーアイカップを紛失していた。さらに手作りアイカップもくたびれており、改めて新しいのを調達。ゴム延長で遮光性を確保。 例によってニコン純正DK-29のプラ枠をパクり、ゴム部を延長しただけ。訴えられたらたぶん負けるけど、どこかのOEMっぽい風で責任回避してる感じのやつ。ニコンが純正で出さないのでサード買うしかないけど、ファインダーガラスの反射耐性などが向上してて、本来は4〜5年ほど前から無意味と化してる遮光ゴムだったりするぜ。一眼レフ時代の名残を味わうだけの、ロマン装備。 PeakDesign カフ リストストラップ ※2022/03追記 レフ機が主流だった時代、アマチュア向けストラップは首掛けタイプが多かったけど、軽量なミラーレス機メインになると手首掛けタイプが増えてきたぜ。有名ブランドの実用高級モデルをチョイス。数千円ケチって数十万円落下させるよりはマシ。 使い方はこんな感じ。単焦点レンズによる交換運用か、レンズ交換しないズーム1本運用時で使いやすいようだぜ。 24-120mm一本でかなりの撮影範囲をカバーできるため2ヶ月して導入。今後使い続けるかは実際の運用次第。もしかしてZfcのほうがメインになるかもしれない。なおこれの類似モデルとして手を大きく覆う半グローブタイプがあり、保持優先の動画向けっぽい。素早いカメラ操作には手首ぶら下げ型が有利。 寄り道しちまった話を元に戻そう。24-70mmF4Sから重さちょい増加だけで、いろいろ便利さがぐんとアップしている。とはいえ手ブレ補正はまだカメラボディ頼りだけど、おかげで120mmまで伸びながらほかのメーカーの105mm止まりモデルと同等か軽い重さで済んでいる。さて、いろんな作例で見ていこうか。 定点で24mm。普通の広さ。歪みは補正なしでも分からないくらいフラットなそうな。 120mm。けっこう中望遠。これもレンズ補正なしでも歪みは小さいらしい。 さらに等倍切り抜き。たぶん800〜900mm相当くらいで、1.1キロ先のお城。レンズレビューサイトのテスト評価によれば、民生用途の量産標準ズームとして過去最高の解像力を持ってるらしく、切り取り運用を積極的に行える。デジタル補正が少なくて済むぶん、解像度も高くなる。 最短撮影距離は全域35cmで、最大倍率は0.39倍と、ほぼハーフマクロ。 上下の写真のように、最大倍率時の描写には癖があり、レンズ周辺で二線ボケ傾向。 三脚を使ったフィギュア撮影で厳密に0.39倍まで寄ると、二線ボケはさらに強調されるぜ。 ただしこの乱れは、最短から10cmも離れるか―― あるいは絞りを1段以上絞れば、あっさり解消し、素直なボケに転じる。 AF専用のレンズ群を複数連動させるマルチフォーカス機能により、解像力は遠近同等。海外有志のレンズテストによって、マクロ距離の解像度がマイクロニッコール水準だと確かめられている。 通常の撮影で120mmまである恩恵は、大きめの被写体を背景より浮かびあがらせる表現力として使える。 前ボケと背景ボケを同時に。このレンズ、高倍率ズームとしてはボケ味が上質だと評判になりつつある。その辺りはZ24-200mmも好評だ。カメラ性能で遅れをとるニコンは、儲けを減らしてでもレンズクオリティを求める職人主義へ移行している。これはフジフイルムがXマウントレンズで採用している戦略とおなじ。 点描描写は弱い年輪ボケを生じる。おそらくAPS-Cやクロップだと気になるが、フルサイズセンサー全面積を使う通常状況ではさほど気にならない。 無補正だと落ち着いた発色。ナノクリとアルネオのダブルコーティングで、斜めの光も直射光にも強い。 フルサイズ用レンズはF4もあれば十分にボケる。 記録用の撮影もそこそこ。 心底どうでもいい撮影もそこそこ。 落ち着いた色合いは神社仏閣とかちょうどよさそう。あ、下の一枚、左上に紫色の縁取り(パープルフリンジ)が発生してるじゃねーか。じつはこれカメラ側の収差補正するオンで強調されるというアレ。レンズ内蔵の補正データでカメラ側で補正して消えてたのが、PC現像でさらに補正の上書き、過剰補正で反対側へ新たに生じるという。デジタルって難しい! 前ボケと後ボケを同時に。もしかして前ボケより後ボケのほうがきれいになるバランスかな? 普通の撮影ではよほどでないとボケは暴れず、ピントの合った範囲以外は素直かつきれいに溶けてくれる。これが高倍率という扱い。 自然を写してよし。 人工物もよし。 人間サイズなら背景を容易にボケさせる絶妙な焦点距離。 このレンズ一本あれば、大方のものは写せる。下は24mm縦構図。 そのままパノラマで何枚も写して―― 合成すれば横12mm相当に。超広角レンズなくてもなんとかなるぜ。ただし動かない静物に限るし、下の黄色い◯のように合成が上手くいかず失敗することも。 望遠側も―― 2400万画素機の等倍切り抜きで800〜900mm相当まで使える。ただしこちらも光量条件がよく、微ブレしてないことが条件。暗所や高感度だとまず無理だろう。なんにせよZ24-120mm1本あれば、超広角から望遠、さらにマクロまで、あるていどなんとかなる。マジ有能。 有能というかオーバースペックすぎるのは、日常の記録。 わざわざ載せるまでもない、映画鑑賞の記録とかは、フルサイズ機+このレンズどころか、APS-Cでもマイクロフォーサーズでもスペックの無駄遣い。スマホで十分なのに、わざわざ重いカメラとレンズ持ち歩いて写す。 飯もあえてこのレンズで。カメラはニコンZ6II―― 最近はAPS-CセンサーのZ fcと16-50mmで写してた飯。下はすべてサイト未掲載のZfc飯写真。上のZ6II+24-120mmとの差は……わからんなぁ。ボケ量とカメラの角度くらいか。腱鞘炎で、1キロ超えるフルサイズ機のセットを高く掲げるのは難しい。 フィギュアレビューでは、万能ぶりを発揮。 広角側で、標準マクロレンズ・中望遠マクロレンズに難しいダイナミックな構図を写し―― 最大倍率0.39で、以前ならマクロレンズ使わないと難しかった小さめフィギュアのアップでもそつなくこなす。 広角があるぶん見下ろし構図の変化も楽につけられる。斜めアングルだと縦横より広めの背景マージンが必要だが、それはズームレンズではラクラクとクリアできる。 単焦点マクロだろうが高倍率ズームだろうが関係ない普通の構図も、ズームにしては良質な解像感によってその差を縮め。 ボケ質もよいので、大ボケ構図も狙えるぜ。もちろん先に述べたように、突然ボケが暴れる条件もあるが、それはごく簡単な対策で回避できる。なんにせよ大半の場面では確実にいい仕事をしてくれる。 さらに最近のズームの利点として、ピント位置の変化による見かけ画角(写る範囲)の変化――フォーカスブリージングが小さいってのもある。おかげでフィギュア一周撮影がとても楽で、構図端ギリギリまで攻めれる。これがマクロレンズだと、ブリージングなしを実現してるのって、キヤノンR新100マクロくらいなんだよね。 このレンズつけっぱなしで、フィギュアレビューから野外撮影、マクロに日常から旅行まで万能にこなせる。条件さえ良好なら、さらに超広角と望遠の代用も可。うーむ、システム構成を考え直す必要が生じたかもしれん。撮影時間は単焦点マクロのおおむね2/3から半分で済む。編集もトリミング少ないぶん短縮。それくらいズームは楽。だから描写性能の良い寄れるズームは神。


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