フィギュア販売の詐欺っぽい見分けと対策 企画 よろずなホビー

企画
キャプチャー:2023/05/08~09

アニプレックス+でクレーネル(旧リボルブ)版・天音かなたフィギュア予約が締め切りだぜ。 このサイトの広告では、提携先に締切があれば掲載している。この天音かなたは、アフィのないアニプレ専売でなく、Amazonでも売っていたのだが――うちでは数時間で表示を外した。それが下の様子。 じつはヤバそうな情報がtwitterで飛び交っていたからだ。 そして実際に被害が起きた。アマゾン・アソシエイトの禁止事項に当たるのでキャプチャーを載せられないが、うち経由で天音かなたを「ありえない格安」で予約してしまった人が、発生したのだ。予約で50%オフとか60%オフなんて、詐欺に決まってる。 それは劣悪ディテールの偽物か、あるいは空売りでお金だけ取ってなにも送らないか。なんにせよろくなもんじゃない。 Amazonも先日、この手の悪質な出品出店へ対策をすると表明したばかりで、出品者都合かAmazon運営の介入かで、キャンセル騒ぎも起きている。もし削除に気づいたのが締切後のタイミングになってしまうと、難民化するという最悪の結果が待っている。
※追記:キャンセルでも住所は抜かれてて、偽物やまったく関係ない品を着払いで送りつける手法があり、これは引っかかってもAmazonシステム外の事で保証外になるそうで。キャンセルから数ヶ月から1年くらい、忘れたころに襲ってくる怪しい着払いは受け取らないことでしか自衛できないおそるべきトラップ。 メーカー公式も警鐘を鳴らしてたけど、効果がどこまであったかは未知数だ。アイドルのような推し活系コンテンツのファンには、フィギュアを買う機会がごく稀な人がけっこうな割合で含まれているからだ。普段フィギュアにあまり注目しない彼らが、怪しさにどこまで気づくかどうかわからない。 締切情報に慌てたら、もう落とし穴はすぐそこだ。締切直前の最安値は71%引の8088円。なんというか、普通の感覚であれば儲けを出す以前の商売になってない、意味不明な価格設定だろう。だけど金がなくとも買わねばならぬ! といった視野狭窄に陥ってしまった人なら、思わず飛びつく可能性は――そういう失敗、けっこうな人がなにかしら経験してるのではないだろうか。 71%オフ業者をみてみる。ひどいな。うむ、これを事前に確認できていれば、詐欺に遭う人は大きく減るだろうけど、それでも引っかかるのでヤミも深い。 私はクレーネル(旧リボルブ)天音かなたフィギュアを、公式通販でなく、割引のあったAmazonジャパンで予約していた。値段はほかの意味不明な安価販売より割高に見えるけど、確実なものが届くという安心感には替えがたい。「不安」はそれだけでストレスとなり、実生活や仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼす。いわば安心代だ。 複数サイトの価格を比較して、送料やポイント込で安くなる通販をよく利用する。今回問題が起きたAmazonでも、直近で2体のフィギュアを予約している。 クレーネル版の綾波レイ[VOYAGE END]は、ポイントの付く通販サービスだとAmazonのみが扱っている。 そして確実なAmazonジャパンだ。Amazonには強制キャンセルというkonozamaリスクがあるが、大きいストアほどその確率は低い。 海外メーカー版ドルフロUMP45たれうさSSは、あまり聞かない通販会社だが―― 高評価かつ評価テキストの日本語が自然だったので、予約に踏み切った。 評価はあるていど工作できるので注意を要する。直接、評価者の日本語力をチェックしなければ。高評価にあやしい日本語が集中していたらバイトによる工作なのでアウト。逆に低評価へあやしい日本が集まってる業者は信用度が高い。それはライバル業者による嫌がらせだから。 以上が詐欺られない基本対応方法だけど、日本語のらしさだけで大方判定できてしまうというのが、純日本人でこういう半グレ的な行為に手を染める率がいかに低いかの証左でもあって。日本人のお人好しはカモられてるぜ。 ところで予約終了した翌日でも、かなたんベストセラー1位を掲げて堂々と予約可能状態にある。 扱ってるストアは、なんか漢字表記が怪しいし―― いや新規出品者が販路限定フィギュアを絶妙な価格設定で扱うとか、もっともダメなパターンじゃん。私もうっかり引っかかったことがある。評価をチェックするのが常態化してるけど、その評価欄が新規だとAmazonでは表示されないのだ。評価がないという状態で表示されたら気づくのだけど、最初からレイアウト枠そのものが丸ごと消されるので、疲れてたり流れ作業でぱぱっと見てると、うっかり予約してしまったりする。ゆえにめっちゃ重要。誰も助けてはくれない。 ※追記:最近は日本人名や日本語表記で、怪しさを減らそうと試みる大陸系業者がいるようだ。基本的に個人出品者や実績のない出品、あっても評価の怪しいところは避けるのがベターだろう。多少割高であっても販売者:Amazon.jpで買うのが安全確実といえる。あるいはあみあみなどの専用通販サイト。
事故をすこしでも防ぐために、広告ルールを変更した。下は天音かなたフィギュア騒ぎの翌日のメイン広告スペース。 最下部にある説明テキストの内容を大きく変更した。正規販売のみ表示してれば、間違いはない。Amazonは便利さからどうしても怪しい業者の含有を避けられないが、国内の中堅以上の玩具系専用通販会社であれば、その心配をすることもなく、数百円くらい高くても安心して買い物ができるというわけで。
以上、この記事が被害を減らす一助になれば幸いだと思う。


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