よつばとフィギュア20周年ありがとう 企画 よろずなホビー

企画
執筆:2025/03/27~28

20周年ありがとうございます。 2025年3月27日、現在のサイトを公開してちょうど20年が経過した。キャプチャは翌日のトップページ(デスクトップPC)。 個人サイトの遺物といえるアクセスカウンターは8400万目前というところ。1日あたり3万前後回ってる。 2006年のカウンタキャプチャ画像が残ってた。アクセスの増え方はゆっくりしていってね。 およそ20年前のPC周り。ブラウン管モニターとか、時代を感じる。 現在も基本構成は変わってない。作業用と視聴用の2面モニターに、大きめキーボードとマウス、スピーカー。ただしあまり安いのは使わなくなってる。手首・腕・肩に慢性的な故障を抱えており、見栄でなく金をあるていど掛けないと保護が利かない。 とくになにも考えてなかったし、とりあえずサイト史でも語るか。 1998年、ヨコハマ買い出し紀行のアルファ&ココネで萌えフィギュア収集を開始。サイト開設7年前の話。 2000/04 いまのサイト開設5年前、ライトノベル新人賞の2次審査初突破記念で、健闘した自作の供養目的として最初の個人サイトを立ち上げた。 2002/05 あずまんが大王(作者はよつばと!のあずまきよひこ氏)二次創作で必要となり、中古のコンパクトデジタルカメラを買いフィギュアを写す。これがフィギュア撮影の原体験。 2003 ホームページサービス会社の有料化を機に最初のサイト運営終了。3年弱で2.2万アクセスくらい。感想もほぼ二次創作のみと、目的を果たせず。 2004春 よつばちゃんアクションフィギュア(電撃大王2004年6月号付録)を手に入れる。のちにすべての模型記事に付随していく、全高5.5cmのスケール指標。 2004/08/29 フィギュア趣味とデジカメ趣味の両立として、ワンダーフェスティバル2004夏に参加。コンデジでフィギュアを写しまくる。翌日アキバを訪れデ・ジ・キャラットのフィギュアをたくさん購入している。 2004秋 あずまんがの検索でアスまんが劇場さんという玩具レビューサイトへ偶然に迷い込み、フィギュアレビューという個人による趣味の活動を知る。ブログやサイトのアクセスが総じて多めで、ふたたびサイト運営の意欲が出てくる。 2005/03/27 小説の再公開およびワンフェス記事を公開する目的で2番めとなるこのサイト、当初の名称は「ねこじゃらし!」を開設。案内ページに20年間ずっと居座っている下の絵はまさに「ただいま」を意味している。元ネタはガンダム0083ガトー少佐。 2005/04/22 よつばとフィギュアのコンテンツ名でフィギュアレビュー開始。初日20タイトルアップという意味不明なことをやらかし、それがずっと1日の最高記録。フィギュアレビューで集客し、ついでにほかのコンテンツも見てもらえたら嬉しいなという感じ。 2005/12 レビュー巡回&紹介を開始。巡回しているサイトやブログのほうがアクセス多めの傾向があり、集客目的ではじめた打算の活動だったが、購入漏れや予約忘れ防止に絶大な効果があることに気づき、2025年に至るまで継続することに。 2006 オリジナル小説の感想がきて6年越しの野望を果たす。 2007/04 フィギュア買いすぎ金欠から広告設置。 2007秋 のちにブンドドと呼ばれることになるお遊びを開始。※2010年くらいまで。 2008/02 のちにフィギュア野外撮影と呼ばれることになるお遊びを開始。 2008/09 サイト名をねこじゃらし!からよつばとフィギュアへ。デジタル一眼カメラ導入。画質けっこう良くなる。 2010/05 なんとなくブログっぽい外見とリンク構造に再構成。本物のブログへの移行はあまりにも記事が多くてあきらめる。 2010/07 いまさらマクロレンズ導入。画質さらに良くなる。 2011/02 アンチや荒らしで消耗し閉鎖。このサイトがずっと偉そうな口調や断定表記なのが気に入らないらしいが、元が小説サイトゆえの特徴だし、丁寧表記へ改めようにもすでに膨大な文章量だった。そして15年経過したいまも変わってない。 2011/06 アンチが喜んでたのが癪に障り復帰。対策として掲示板・コメント機能はおろかアクセス解析すら廃止し、さらにメールも数百におよぶ膨大な禁止ワードを設定、目に入らないようメンタルケアを徹底する。2chやふたばなども見れないようロック処置した。 2012/05 サイト名を現在のAsahiwa.jpへ変更。よつばとフィギュアはコンテンツ名として扱いを下げる。商標権対策という大人の事情による。 2013? 正確な時期は不明だが、フィギュアが居住スペースの95%くらいを占拠し、所有や保管のリミットに達する。以降は購入と売却を延々と繰り返す。 2014/01 Amazonがフィギュア広告の料率を0.5%まで大幅に下げた。2chまとめ系ブログ群の暴力的な転送量に悲鳴をあげたとみられている。かつて2~4%はあっただけにこの措置の影響は大きく、個人フィギュアレビュー界の縮小と衰退が確定的に明らかとなった大事件、象徴的な分水嶺となった。うちのAmazonは元よりたいした売上じゃなかったので、運営への余波はほぼなかった。 2014/08 機材のファッション化が極まり、3年ほど維持。 2015/02 時代の流れからスマホ対応。かなり遅かったほう。 2015/08 この頃より超高演色光源や色管理(カラーマネジメント)にハマるが、アクセス増や案件依頼といったリターンはとくになかった。2~3年の間に100万円ほど使ってしまう。表現レベルはともかく、画質レベルではこれ以上がもうない最高到達点、山頂へと登りきった。 2016/10 手首をはじめて痛め、マウスをこれまでの10倍高価なやたら良いものへ交換。これ以降、椅子や音響など、長時間使うツールに金を掛けるようになった。安いものはいずれ体も壊す。健康を金で保つ考え。 2018/02/28 積みフィギュアが増えすぎた危機感から挑んでまる3ヶ月以上、108日間連続アップを達成、よつばとフィギュア最長記録となる。自腹購入&自前撮影&自力編集による個人フィギュアレビューの最長不倒記録は、TASTEさんが2008年くらいに成し遂げた300日前後連続レビューだと思われる。 2018/11 よつばとフィギュア史上最大のフィギュア雪崩発生、破損などによる被害額は不明。たまに起きる。 2019/09 フィギュア価格上昇圧に耐えきれず広告量を数倍へと激増させる。以降、ずっと多いまま。おかげさまで2025年まで繋がっている。ありがたや、ありがたや。皆に感謝を。 2020/06 長年のフィギュア撮影による一種の職業病的な余波でついに肩を壊す。いろいろ工夫し乗り切る。日常的に長時間使うものほどさらに金を掛け、それで肉体を保護する傾向を強める。 2020夏 コロナ禍の巣ごもりによるアクセス増が顕著となる。巣ごもりが終わって以降も増えたアクセスはそのまま維持されており、ありがとうございます。 2021 肩を庇ってるうちに指や肘も壊す。長年の活動による腕全体の故障が慢性化。またフィギュア売却を多めとし、体を自由に動かせる空間を広めに確保するように。 2022 肩・肘・腕・手首・指の各部が直ったと思ったら別のところがぶり返すの繰り返しで、完全に持病となり、もはや無理できなくなる。レビュー作業の効率化および合理化は極致へ達する。いわゆる体力の限界なんだろうけど、手抜きスキルでどこまで行けるか惰性でチャレンジしつづけてる。 2022/12 なぜかピークをすぎた古参兵になってから企業案件がわりと入り始める。これまでほぼ皆無だったのに、理由とかわからんぜよ。私から営業は一切掛けない。受けるのは巨乳までで、魔乳や奇乳は断っている。 2024/09 7年ぶりに機材のファッション化が極まる。実用とか経済効率なんてどうでもいい。むろんこういうのは確定申告で経費などにも計上できない。突っ込まれたら追徴課税がきちゃうぞ! 2025/03 気づけば20周年。持病の影響でフィギュア野外撮影も大きく減っている。ゆえに記念だからといって祝う雰囲気や気分でもない。 さて、おそらく質問ないと思うけど、もしあったらと想定してのQあんどA的な。
Q「以前よく飾り棚に~とか、飾る◯◯体枠に~とあったけど、もう何年も見ないね。どうなったの?」
A「2019年くらいに段ボールに埋まって、以降そのままだぜ!」 Q「フィギュアはどうやって飾ってるの?」
A「場所がなくてほとんどすぐ箱に仕舞うぜ!」 Q「フィギュアはどうやって保管してますか?」
A「壁際を支えに天井まで積み上げてるぜ!」
※下の写真のフィギュアは古めなものばかりだが、撮影は2025/03/28と記事を書いてる当日。滅多なことでは手放さないホールドな一群。 Q「収納は活用しないの?」
A「押し入れなどはサイト開設時点ですでに満杯だったぜ!」※2005年で収集歴7年。 Q「レビューリクエストにどうして答えてくれないの? そもそも話題のフィギュアを何ヶ月も何年も経ってからアップしてるのはなぜ?」
A「未アップの山や壁から特定の一体を探し出すのには膨大な作業が必要だぜ! それに一度積み上げに混ざるとあとが大変だよ」
※天井までフィギュア箱タワーは2部屋5面あり、押入れ倉庫も含めると2025年3月時点でおよそ700体を所有(持病前は平均1000くらい) Q「撮影パターンが少ない。もっといろいろできると思うけど」
A「フィギュア撮影ブースの左右もフィギュア箱に埋まってて、空間を確保できないんだぜ!」 Q「よつばちゃんアクションフィギュアは予備とかあるん?」
A「完品3体、パーツ取り用2体」
Q「フィギュアを売ってしまう輩がレビュアーやコレクターを名乗るのってどうよ」
A「それがどうした」
私の趣味を知った人から受ける定番の批判だけど、理想のため最初は倉庫をベランダに設置し頑張ったけど無理だった(下の写真の背景にあるのがフィギュア用倉庫)。レビュー活動をやめた中には、売るのがどうしても駄目で、場所がなくなり仕方なく買うのをやめた怪人さんのような潔い御仁もいる。 私は潔くないので、泥臭く抗ってレビュー活動を続けてる。批判などは膨大なNGワードでシャットアウトしており、間違いの指摘を除いて耳目へ届かないようになってる。おかげさまで心を病むことなくなんとか20年間はやってこれた。今後は――いつまで続けられるかわからないけど、よろしくお願いします。


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