学研 大人の科学マガジン12 レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター 玩具 ホビーレビュー

玩具
発売:2006/06

ぱっと見ではディアゴスティーニのやつみたいな印象があるが、実際は季節刊行みたいな気の長いシリーズで内容も超本格。本当に飛ぶし。 学研には「●年の科学」で培ったノウハウがあり、こういうのは得意。 レオナルド・ダ・ヴィンチは思いついたいろんな機械を手稿として残しており、このヘリコプターもどきもそのひとつ。当時は凧や気球くらいしかなかったから、グライダーと飛行機をすっとばしての奇想天外で時代を何歩も先取りする発想だった。ヘリコプターの上にあるのは現代型といえる装甲戦車のアイデアで、私も自作小説のネタ(戰車物語)として利用した。 組み立ててみた。 発射台をイメージしている。 当時の技術で作ってみた発射台、というイメージ。土台は石組み、台は木組み。階段まで備え付けている。 世界はじめての発想だったヘリコプターは、なかなか奇妙で面白いデザイン。 これで一周終了。 発射直後はこんな感じ。 レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプターはじつはうまく飛べない。らせんの一本線では揚力をじゅうぶんに生み出せないからだ。そこで現在型に改良したのが右。互い螺旋構造で回転運動による反作用を打ち消している。ヘリコプターでいえば後ろの端に付いている回転防止のあれだ。 レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター(うまく飛べない) 改良型(うまく飛べる) 発射台に装填 動力は中心軸に入ったゴム。それを回してエネルギーを溜めるぜ! 十分に回した。スイッチをあげて、飛ばすぜ! 飛んだ!(撮影成功まで約10分格闘) 最高で3mくらい飛び上がる。

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