私がはじめて買った高価な大型模型で、いまでも家で最大。(2007年4月のディプロドクスで抜いた)
アノマロカリスは5億7000万~5億年前のカンブリア紀でもっとも巨大な動物で、種によるが成体で体長60cmから2mに達した。
当時最強の補食動物でもあり、現在の感覚でいえばクジラとサメを合体させた古生代の絶対君主だった。
ヒレヒレひれひれ。いちおう節足動物の仲間か近縁と考えられている。
この模型はバージェス頁岩で見つかったアノマロカリス・カナデンシス(Anomalocaris Canadensis)で、最初に記載された種である。
まるでテレビゲームに出てくるモンスターのような奇妙で興味深い形をしていると感じるのは、現在の地球上のどこにも彼らの子孫が生存していないからだ。
口は特徴的で、がばっと開いて噛む。
発見当初、口はくらげ、捕食用の腕状構造はエビと勘違いされていた。アノマロカリスは奇妙なエビという意味であり、いくら探しても頭が見つからないことから名付けられた。たしかにその通りである。最初から頭などないのであったから。
アノマロカリスの仲間にはたくさんの足を持つものもいる。
© 2005~ Asahiwa.jp
▼▲