SIGMA fp + Panasonic LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. 機材レビュー

機材
購入:2020/07 分類:デジタルミラーレスカメラ/ズームレンズ

最小フルサイズレンズ交換デジカメと、テレ端ハーフマクロ標準ズームだぜ。左肩を壊し、一度に持ち運べる機材が大幅に減った。そこでフルサイズセンサーを積む世界一軽いシステムカメラを購入。写真で右のシグマfp。単体370g、メディアなど込みで420gほど。イメージセンサーはソニーIMX410と見られ、ニコンZ6やソニーα7IIIと同じだ。資金源はニコン用の広角と望遠とマクロ。それでも不足は否めず、fp用として用意できたレンズはレビュー時点で24-105mmF4のみ。ニコンZで使ってる24-70mmF4と比べて180gくらい重いぜ。装着。レンズでかいぜ。トップヘビー。レンズはシグマ製でなくパナソニック製。シグマfpはライカLマウントを採用し、仲間メーカーとしてパナソニックとライカ。外出スタイル。オプションパーツのグリップを付けてる。これで1.1キロくらい。カメラとレンズの双方が防塵防滴考慮。レンズは防汚&耐逆光コーティング。フィギュアレビュー撮影では三脚雲台用のクイックリリースプレートを直接縦横へ別個に装着可能。これは通常のカメラにない際立った特徴だ。ノーマルだと下の写真のようにカメラ上部を左に傾けるスタイルで、追加パーツもある。だが左肩をやられ、いまや右手一本で写すことの多い私には、縦で上部が右側にくるほうが都合が良く、下の写真のようにする。その気になればプレートを左右と下の3カ所へ個別に固定可能だぜ。追加購入してるオプションパーツはグリップとレリーズリモコン、そして写し忘れてるが給電用のアダプターとコネクターに、バッテリー充電器。バッテリーは最初から2個。単焦点マクロは撮影に時間と手間がかかるため、時間が限られるときはズームを使う。ニコンZと24-70mmF4Sの組み合わせだ。ただし70mmは中望遠としては正直足りない。切り取り――トリミング前提だ。足りないのにこのレンズを使ってるのは、30cmまで「寄れる」から。あと画質も良い。105mmならば1m離れてもいい感じの大きさに。トリミングしなくていい。70mmとの差は歴然。70mmだと面積にして50%以上を捨てている。なぜ全身撮影でわざわざ離れて写すかは長くなるので省くぜ。どうでもいいが接近撮影専門の単焦点マクロレンズならば、70mmでもズームの85mmくらい相当に大きく写るぜ。105mmズームといっても感覚は単焦点マクロの90mmくらい。アップなら70mmでも寄せて写せる。レンズの広角側なら、24-105mmだろうが24-70mmだろうが関係なく、パース感のついた構図を得られる。それでも24-105mmを求めるのは、やはりボケ量だろう。おなじ撮影距離であれば、105mmF4のボケ量は70mmF4の1.5倍となり、24-70mmF2.8のテレ端と比べてもわずかに多い。さらに最大倍率0.5のハーフマクロ機能。一般的な24-105mmと比べて破格の接近能力。レンズ名にもMACROを含むぜ。このレンズの本領は全身撮影など、非作品的なフォトで発揮される。フォーカスブリージングという、ピント合わせ位置によるフォーカス領域の増減を極限まで抑制しているからだ。通常のマクロレンズだと機構的に難しく、ピント位置が3cm移動しただけでも目に見えて動き、撮影後の編集作業で画角を統一する微調整をしており、これにけっこうな手間がかかる。この記事の数日後からカメラ2台を用い、全身などをシグマfpとこのズームレンズで、背景をボカす場面を他のカメラと単焦点マクロで写す連携をはじめた。フォーカスブリージング抑制はおもに動画のための都合で、カメラメーカーが標準実装するようになった新機能だ。ビデオメーカーなら以前からわりと対策されていた。元は動画用途でも、均質の絵を何枚も必要とするレビュー写真ではありがたい。フォーカスブリージングといえばニコンZシリーズのズームレンズも標準採用しており、そのうえ無難なスペックで画質までいいと評判だ。だがしかし、これまでレンズ交換で補ってた短さを、肩を壊した今後はカバーしきれない。しょせんは汎用で、特化型ではない。悪くいえば器用貧乏。24-105mmの遠景。普通。ローパスフィルターレスで等倍観賞はニコンZ6より解像してる。かわりに人工物の撮影でモアレや偽色が出やすいはず。いきなりおなじ構図で手持ちフィギュア撮り。中望遠までカバーしたフルサイズ用のF4通し標準ズームで、ここまで接近できるモデルは少ない。たいてい39〜45cmくらいから。私がニコンの24-120mmF4やキヤノンの24-105mmF4を買わなかったのは、最短撮影距離が長すぎ、フィギュア手持ちで写せないため。APS-C以下かマクロを使えば楽勝だが、肩やられて屋外でレンズ交換しづらいんで、ズーム使うしかない。105mm限定だが、ハーフマクロ機能を堪能あれ。まさにマクロレンズ領域の一枚をノートリミングで得られる。トリミングなしだと、フルサイズセンサーの利点を活かし、ノイズ感を減らせる。光量条件のよい屋外なら、思いっきり背景をボカした運用。下は40cmくらいで写しており、これが私の精一杯だ。39cmはソニーの24-105mmF4が実現してる最短撮影距離。キヤノンとニコンは45cmで、届かないな。寄れるレンズだが普通の広角ショット遠景も難なく。マクロ機能はあくまで売りのひとつ。水族館でちょっと試写。赤い魚。アカメ。照明のちらつき(フリッカー)が横方向の濃淡の帯として写り込んでしまった。カメラ側に低減機能こそあるが、限度もある。メカシャッターを搭載しないfpはフリッカーに弱く、屋内撮影はチェックを欠かさず。あまり動かないものなら普通に写せる。シグマfpのAF性能はそれほど良いわけじゃなく、水槽の中を泳ぎ回る魚すら難しい。ここはEOS機に任せる。動かないもの――静物なら楽勝高画質。そこはフルサイズセンサー。毛の一本一本まで解像。ここ連写したんだけど、くわえる寸前しかピント合ってなかった。AF感度は公称だと−5EVで、ニコンZ6の−6EVやEOS RPの−5EVにけっして引けは取らない。事実、静かな物なら暗所でも下の写真のようにピントが合う。これ実際はかなり暗く、現像時に思いっきり明るくしている。ローライトAFはメニューに設定が存在せず、カメラ側が自動で判断してるようだぜ。あくまで静物限定、動くものは明るくても苦手だ。動きを止めた瞬間を狙うカメラ。ここは割り切りだろう。とくにフィギュア撮影だとAF性能はさほど重要でないぜ。動かないし。ボケの評価はニコンZの24-70mmF4よりは硬調。それでも背景を整理すれば大きくボケる。マクロだし虫もこの通り。マクロでなくとも30cm付近まで寄れるレンズは助かる。APS-C機のような気楽な感覚でレンズを扱えるからだ。下は33cmで。このレンズは筋肉が張るように腕を伸ばす必要がない。ボケ足は周辺ほど伸びにくいか。観光の適当なスナップなら細かいことはどうでもいいけどね。スマホで十分なのに、わざわざフルサイズ機で写す。ぜいたくな無駄。やはり105mmまで伸びただけで、背景整理や構図決めの幅に余裕ができた。ボケも含めた画質は24-70mmF4Sのほうが上かもしれないが、ボケ量や表現の幅とトレードといえる。しょせん10万円前後の価格帯で、あれもこれもみんな良い、というのは無理な話だ。ズームレンズであるていど寄れてかつボケも良くしたいなら、キヤノンRFにF2通しの標準ズームがあるが、40万円くらいして手が出ない。しかもそれだけ金を払ってもズームというだけで単焦点マクロに負ける。だから安いモデルを、となるぜ。硬質な描写はフィギュア撮影だと戦う少女みたいな子にちょうど合う。柔らかさが欲しければ普通に単焦点マクロを使うだけ。シグマfpは露出固定と親指AFを同時にできない。フルタイムマニュアルフォーカスすらレンズ依存。シャッター半押しAF状態で部分拡大し、ピント合ってるか調べて微調整し、最後にボタンを押し切る。それでだいたい解決だぜ。

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