初めて所有した一眼レフ。フィルム機だ。発売は1976年12月。
中古品で入手し、1995年から2004年まで9年間もメイン機となった。レンズは35mmと50mmの2本きり。このサイトに載せてる写真でごく稀に混じってるぜ。日本一周はフィルム代の都合からAPSコンパクト機を使用――あれ? そのあとにこれ手に入れたんだっけ? 忘れた。
絞り優先自動露出マニュアル機。いわゆる大衆機で単純な機構なので、撮影時に迷いは少ない。ただデジカメ買ったとたん使わなくなった。フィルム代が次第に高くなってたからね。過渡期はスキャナ取り込みとか使ってたけど、画質はしばらくの間はデジカメよりこのMEのほうが良かった。
背面はシンプルなものだよ。なにも考えずに使える。
こいつがファインダー。
フォーカシングスクリーンは二重像式にしてる。本物のレンジファインダーカメラで採用されているもの。一眼レフでもスクリーン交換で可能。現在のデジタル一眼でも高級機種用にそういうスクリーンを売ってるよ。
ピントが合えば二重に分かれてた像がきれいにひとつとなる。電力などは消費しない。デジタル一眼ではAFが当然なので、光学ファインダーでピントが合ってるかどうか確認する機構がかえって退化している。電子式ファインダーのほうがフォーカス位置の拡大機能など進化してるが、光学式ファインダー機も背面液晶を使えば済むな。
ちなみにアップ時点で巻き上げ機構が壊れてるのでフィルムを入れての撮影はもうできない。
PENTAX SMC PENTAX-M 50mm F1.4
キットレンズだ。50mm固定。ズームレンズは持ってなかった。重いし高いし画質も悪い。いまでも同ランク品であれば単焦点はズームより高画質だ。
絞りリングとか。いまのレンズから消えたものだ。ただしフジフイルムXシリーズなどで復活してる。
PENTAX SMC TAKUMAR 35mm F3.5
ちょっと広角だが――
じつはスクリュー式でマウントが合わずMEには付けられないぜ。どうしてこのレンズ持ってたのか謎だ。記憶の彼方に消えてる。