Nikon Z5II & Nikon Z50II & Nikon リモートコード MC-DC3 & Silence Corner カメラ用回転リング ATOLL Model C+ 機材 ホビーレビュー
機材経費で落とせる機材だぜ。 Nikon Z5II
新スタンダードフルサイズ機。発売日から数日経って最安値ふらっと下がったタイミングで新品ゲッツ。Nikon Z50II
Z5IIとほぼおなじ操作系のAPS-C機。うまく使えば経費で落とせるかもしれないので、実地運用比較用に中古。Z5IIの基本性能はほぼZfとおなじ。すでにおなじ性能のカメラがあるのにわざわざ買ったのは、納税の事情。
税金たかすぎてヤバい。経費がかからなすぎてみんな税金に持っていかれて悲しい。なので経費に計上できるカメラやレンズと置き換えるという選択もアリじゃないかと。
2024年にカメラがフッション極まったが、これらは見た目の趣味性があまりにも高すぎて経費に計上できない。当然のごとく。2台で50万円。こいつぁでかい。税金たけぇよ。
というわけでZ5II&Z50II置き換えとかできるかいな? と実際に使ってみて使用感とか所有感を比較してみるやつで。それでもアイカップを無駄に延長型にするなどのお遊びは継続だぜ。
Z50IIはなんとなくダブルズームキットで。望遠も比較してよさそうなら置き換えられるかもと。Z28-400mmが20万円近くしたわりにちっとも実働しない。しかもこれも経費にできない。
Z50IIはNikonロゴ部にストロボ内蔵。
明るいところでも有効。でも周囲に迷惑だから使い所が難しい。
Z5IIとZ50IIは背面のボタン配置や操作性がほとんど一緒という特徴がある。これがどういうときに有効かというと、当然のようにフィギュアレビュー。
税務署さんや税理士さんを納得させるには、収入を得るための道具として思いっきり使用していないといけないぜ。給電ケーブルの運用が再開した。カメラ2台使用に合わせ、予備三脚&雲台で控えてたマンフロット&ベルボンの組み合わせも復帰。こちらは入れ替えでなく、並行使用。
Silence Corner カメラ用回転リング ATOLL Model C+
グリップの深いZ5II用に、ぐるぐる回転するブラケットを新調。これは超望遠レンズや重量級レンズで見かけるリング三脚座の機構を、標準や広角、軽量単焦点レンズでも使えるようにする素敵ツール。
初代と比べて、ロック機構の確実性や、カメラ本体への保持性などが増している。
ぴったり密着でズレにくい。
Nikon リモートコード MC-DC3
有線レリーズ。Z5II&Z50II用の無線リモコンは背面液晶タッチを再現する仕様で、私の使い方では相性が悪く、シャッターボタンのふるまいを再現する仕様になっている有線リモートをチョイス。無線リモコンML-L7は継続してZfで。
さて――2台で超望遠テスト。Z28-400mmを使用。
ローパスフィルターレスなZ50IIのほうが解像している。
ただし等倍表示では、Z50II側は毎度AIノイズ消しをしないとベースノイズが多くてフルサイズ等倍と比較できない。
つづけてZ50-250mm(APS-C専用)と、Z28-400mmとの比較。
Z50-250mmの解像力がヤバい。400mm、瞳AFなのにピンズレ。
Z5IIのほうは等倍だと解像しきれてないさまがありありに。とくにZ400mmは高倍率ズームの弱点があらわに。ついでにこちらも瞳AFが合ってなかった。
MTF曲線でも、絞り開放の解像力はZ50-250mmのほうが上だ。Z28-400mmは便利だが、解像しきれない&AF精度に疑問というアラがアップで判明。すなわちトリミング拡大運用の耐性が低い。
それでもちまちまとサンプル撮影を適当に重ねる。
動物さんの写真はZ50-250mmのほうがヒット率よし。ボケもいいし。
メシはZ5IIのほうが階調性高い。
超望遠はさすがにZ28-400mm。写真は民間空港に戦後最長の滞在となった故障米軍機。高知空港。
いろいろスナップで実用性を。
Z50IIは軽くて、気楽に記録写ができる。
一方、超広角はフルサイズZ5II。Z50IIのほうは超広角が苦手。そもそも純正も非純正も飛び抜けて広いレンズがない。
ボケ量を稼ぎたい花の撮影もボケ量2倍以上のZ5II。
食事の写真はわりとZ50IIの出動。
ただし軽くて取り回しがよいぶん、めったやたらとメシ写真が無駄に増殖していく問題が。
おなじ軽いフジフイルムX100VIは動作もっさりのっそりから意外と撮影枚数は伸びないが、キビキビシャキーンと動作する賢いZ50IIはついうっかり写しすぎるという逆の悩みだぜ。性能よすぎんだろ。
メシ以外のどうでもいいスナップもなにげに多い。
だけどそういう中でも――
縮小な集合写真でなく、単発写真として大きく掲載したくなるメシ写真もあって。
それはだいたいフルサイズ機のZ5IIで写したものとなる。
やっぱフルサイズ機は色の遷移とか階調性が豊かで、濡れた感じがしっかり濡れてるように見える。
フルサイズ機とそれよりイメージセンサーの小さなカメラとの差は、色の遷移。階調性とはムラなく色がきれいに移ろっていくさまで、ノイズの少なさで実現している。下は左がフルサイズ、右がAPS-Cで、センサー面積差は2.25倍にすぎないが、ノイズ量はおなじ条件で数倍にも達する(スマホ液晶だと分かりづらい)。ノイズは色のなだらかな遷ろいを阻害してしまう。フルサイズに慣れた肥えた目であってもAI処理であるていど誤魔化せるが、毎度毎度いちいち時間のかかるAIを通してると、正直うんざりするぜ。
ゆえにフィギュアレビューのような柔らかい色彩が欲しいジャンルだと、フルサイズ機で写すレビュアーが多いぜ。
たぶん
しらんけど
一方、日記やメモなど記録用などではAPS-Cでも十分だし、Z50IIはローパスフィルターレスで解像度も高いわけで、ガンプラのような燃え玩具系では逆に有利だろう。
結局はフルサイズ2機残しの、画質重視に落ち着く可能性。レビュー時点でまだZ50IIは様子見温存している。軽くて便利だと、つい撮影回数や枚数が無駄に増えすぎるし、どうしようか。少なくともZ5IIは経費で落とせるやったー!