日本一早い桜の便り ソメイヨシノ標本木 風物 おでかけフォト よろずなホビー
2012年のソメイヨシノは、この一本より始まった。
サクラだぜ。ソメイヨシノだぜ。
背景になにか見える。
お城だぜ。
高知県高知市 高知城
いわゆる桜前線を形成するソメイヨシノの開花宣言。その全国初の常連が、高知県だ。2012年は3月21日の高知より、ソメイヨシノの前線が広がることになった。
気象台が開花を判断する標本木は、高知県では高知城にある。開花宣言後およそ一週間経った3月27日、すこしは咲いた頃合いだなと思い、出向いてみた。ちょうどさくらの日でもあるし(1992年指定:咲く→3×9=27)。
高知城三の丸
五分咲きといったところか。
積極的に撮影するには花が足りないが、それでも人が足を止めて写すソメイヨシノが、一本だけある。
こいつは特別なソメイヨシノだぜ。
気象台指定 植物季節観測用標本木 ソメイヨシノ
2012年、日本の桜前線は公式にここを起点として広がっている。
どの地域でも標本木の花が10個くらい咲けば、開花宣言となる。
とりあえず標本木の桜を楽しんでみてくれな感じ。
満開ではないので、マクロ的な拡大撮影。
どうでもいいけど物の本によれば、花のアップは満開より咲き始めのほうが綺麗らしい。
ごく狭い範囲だが、花が重なってる角度を見つけた。単体だとほぼ白いソメイヨシノの花は、幾重にも重なって光が反射し合い、象徴的な薄ピンク色に見える。満開であれば労せず写せる色だ。
ここからは高知城の標本木以外を適当に。
超満開なすごい桜は今年すでに写してるので、気楽なもんだぜ。
一番咲いていたのはこの木かな。七分咲きくらい。石垣からにょろりと、風流な個体だ。
満開になったらさぞや綺麗なんだろうな。でもそのころには天気が崩れっぱなしなんで、晴れてるうちにとりあえず日本最速の地より、ソメイヨシノの便りだぜ。