たまらん鬼ヶ島 たまらんモアイ

おでかけフォト
撮影:2008/08/25

讃岐富士(飯野山)

「香川県に来たわよ!」

「高松市にょろ」

高松駅/港沖 女木島

「話によると、じつにたまらない鬼のフィギュアがたくさん置いてあるんだって」

「女木島は鬼ヶ島の伝説が残る島にょろ!」

めおん2(雌雄2)

「たまらん航海に出発よ!」

「鬼ヶ島に行くにはやはり桃太郎。この剣は私が桃太郎の証……だったら犬、猿、雉がいないとおかしいわね?」

「そこの適当な動物と鳥!」

「あんたら今から私の家来よ! 異論は認めないわ」

「のこる猿はもしかして私かにょろ? 女豹ってイメージなんだけど……ていうか、服装的にハルヒにゃん、桃太郎というよりむしろ鬼のほうに」
「シャラップよ鶴屋さん!」

「とにかくこれで、Q-joy戦隊たまらん桃太郎結成よ!」
「私たちはQ-joyという場末のアクションフィギュアブランドだよっ」

「Q・J・O・Yをキーボードで見ると『た・ま・ら・ん』になるにょろ」

「萌えフィギュアなのにプロレスラーというか類人猿みたいで到底萌えられない体格とか、こんなので定価800円とか」

「顔に手を挿したり足へ手を接いだりできる超フリーダム設計とか、とにかくあまりの出来のたまらなさに、日本全国で投げ売り叩き売り大繁盛!」

「でもでもね、ごくごく一部で大人気なんだよっ!」

「夏の贈り物にはたまらんが最適、もうね、みんな手を叩いて喜ぶよ! 涙を流しながらね! 確定っだね!」

「超人気の、たまらんをよろしくにょろ、よろしくにょろーん!」

「鶴屋さんが宣伝してる間に、女木島に到着したようね」

「この剣でたまらん鬼たちをばっさばっさよ!」

「港の建物はセンスいいわね」

「さっそく鬼がいたけど、これは石像ね、フィギュアじゃないわ。それにバランスいいし、たまらん造りじゃないわね」

巡回バス

「鬼の大洞窟への登り口!」

「ここにもいたわね。矢印が上向いてるわ」
「芸が細かい道しるべだねっ」

「これよ! 私が求めているのは、こういうたまらなさよ!」
「うまへただねっ」

「あれは……」

「なによこれっ! ぜんぜんたまらなくないじゃない! むしろ格好いいわ!」

「…………」

「話が違う!」

「味があって面白い造型じゃない! これじゃたまらんを名乗らせるわけにはいかないわ」
「ハルヒにゃん、やっつけに来たんじゃないのかにょろ?」

「きびだんご?」
「お腹空いたにょろ」

「いいわ、食べていきましょう。犬と雉がぜんぜん自己主張しないから、気付けよ」

「いろんなサインがあるわね。有名なのかしらここ」
「サインなんかどうでもいいから、きびだんご食べようよハルヒにゃん」」

吉備団子

「私の奢りなんだからね、ありがたく食べなさい!」

「おいしそうにょろ!」

「金がないゆえ頂戴仕る、御免」
「!!!!」

「ハルヒにゃん、ちょっとやりすぎじゃない?」
「食い物の怨みは恐ろしいのよ」
「こ、この団子を彼女の元に……」
「あ、死んだにょろ」

「横取りした悪は滅んだわ」
「もしかして今のって、桃太郎じゃなかったかにょろ?」

発見者 橋本仙太郎

鬼の洞窟 全長400m 面積4000平米

入口

「これよ!」

「ひょうきんだね」
「私が望んでいたのはこういう奴よ! 噂は本当だったのね!」

「この奥に……もっとたまらんの世界が」

「待ってる!」

「どうでもいいから、たまらん出しなさい」

「どこよ! どこにいるのよたまらんは」

「ん?」

「わぁ……」

「……これって」

「絵じゃない!」

「うーむ」

「こちらもただの絵!」

「遺跡なのねここ」

「!?」

「やったわ、見てよこれ! たまらん鬼よ! かわいいわ」

「またいたっ!」

「3匹もいたわ! たまらん! じつにたまらん!」
「ハルヒにゃん、退治するんじゃなかったの?」

「そんなの無理よ!」

「だってこんなにたまらないのよ?」

「いまは鬼も象徴化されてるけど、悲しい歴史もあったのね……」

「あれ?」

「なにこれ」

「だめっー!!」

「この!」

「必殺、鼻の穴ダイブ!!」

「悪は退治したわ! そこの少女、こっちへ来なさい。もう大丈夫よ」
「ねえハルヒにゃん、さっきたまらんから何もしないみたいなこと言ってなかった?」

「……ア・リ・ガ・ト・ウ」

「オ・ネ・エ・サ・マ・ニ、ヨ・ロ・シ・ク」

「出たぁぁぁぁ――――!!!」
「ギャー!!!!!にょろ」



「ハアハア……ずいぶん逃げてきたわね」
「なんだこれ」

「こんなの勝手に遺跡に置いていいのかしら」
「金持ちの私がいうのもなんだけど、マネーの力には叶わないにょろ」

「仕切り直しよ。こういうたまらんこそがいいのよ」

「桃太郎までいいたまらなさ加減だわ」
「さっき殺さなかったっけ桃太郎。彼女に団子とか言ってたよね」

「さて、いよいよ――」

「ボスとのお目見えよ!」

「あなたがたまらん鬼たちの頭領ね。いい心がけだわ、私の部下になりなさい」
「ワシの鬼嫁が逃げた……おまえのせいだな」
「え、ななな、なんのことかしら?」

「牢屋に入れてた女だ。ワシがいながら桃の字や耳長と不倫してやがった不貞なやつよ」
「桃の字ってまさか……」
「うん、ハルヒにゃんが刺しちゃった」

「そうか、桃の字は死んだか。よし、貴様、ワシの嫁になれ」

「ええええ遠慮します!」
「ハルヒにゃん逃げ足早いねえ」

「……ハアハア、ここはゴール地点?」

「鬼たちの見送りで」

「やった、ゴールだわ」

「鶴屋さん、さっさと麓に降りるわよ」
「たまらんかったねハルヒにゃん」

 なぜかモアイが。

 ぽつん、と。

 ほとんど誰にも見られることなく。

 場違いな彼はここにいる。

「イースターの紋様よ! ミステリーよ!」

「んー、たまらん!」

「勉強のお時間よ。興味ある人だけ読みなさい」

「1/1モアイ……いいわね。じつにいいわ!」

「やはりどアップで見るべきよね!」
「ハルヒにゃん楽しそうだね」

 アリガトウ――
「ん? 幻聴かしら」
「私にも聞こえてるっよ」

 アリガトウ。ワタシノアイスルヒトヲタスケテクレテ。
「げげ、さっき鬼の大将がいってた不倫相手の耳長ってまさか」
「あー、たしかモアイ造ってたのって耳長族だったわね」

 ワタシノアイスル、ヤマトナデシコ。

「ぎゃー!!!」


「気、気を持ち直して! えーと、フェリー乗り場になってる鬼の館にたくさんのサインが。暇な人は見分けてみなさい」

「こちらは興味ある暇な人だけ読んだらいいわ」

鬼の間

「あはは、見なさいこの乳首! それとこの表情とのアンバランス! たまらない、たまらないわ!」

「着ぐるみみたいな胸とへそ! たまらない、たまらないわ! こんなところにも素敵なたまらんがあったなんて」

「勉強になるわね」

「乗り場の隅になにかいるわね」

「これは……」

「鬼のミニ灯台!」

「あまりたまらなくないけど、いいわね」

「輝いてるねこの鬼くんっ」
「これで鬼はラストね」

「いい汗掻いたねえ。ところでハルヒにゃん、犬と雉はついになんもしなかったね」

「ていうかあれじゃない、鶴屋さんも別になにもしてないわよ?」
「そうだねえ。武器持ってるのハルヒにゃんだけだし、貧乏な桃太郎殺して、泥人形逃がして」


「どうしたにょろ? いきなり停止しちゃって」
「いや……ちょっとたまらなくないことを思い出しちゃって」

「ん?」

「フェリーだわ」

「さよなら鬼ヶ島。さよなら鬼嫁!」

『オ・ネ・エ・サ・マ・ニ、ヨ・ロ・シ・ク』

「まさか……お姉さんって」


「そういえば……」


「家には閻魔あいモドキが」

「ヨ・ン・ダ?」


漫遊 撮影リスト
Copyright 2005~ Asahiwa.jp