東方天保山(日本一低い山)

おでかけフォト
撮影:2010/07/04

「日本一だぜ!」

「今回来た場所の側にはいきなり、日本最大級クラスの観覧車・天保山大観覧車がある! 高さ112m、直径100mは完成当時世界一だったぜ!(2年間記録保持)」

大阪府港区築港 天保山公園

「きちんと整備されているようだ」

「ここが登山口か」

「……って、ただの階段かよ。しかも8段しかねえし」

「まあいいぜ。登頂するのにこれほど楽な道もない」

「のーぼーるー」

「おっと、広場だぜ」

天保山山頂部

「……これが、山か? 霊夢が行ってきた弁天山(日本一低い自然山)のほうがまだ山らしいぜ」
※青円が山頂

「日本一低い標高にある山頂の三角点! 国のお墨付きだぜ」

「古びて半分壊れた看板もあった。私の家に持って帰ろうかな」

「後ろには水辺がある。天保山の土砂は川底のもの。水運の安全を確保する、浚渫工事の跡地だってさ」

「こうして船がいつも無事に航行できるのも、天保山のおかげだぜ」

「公園入り口にある、天保山の浮世絵だぜ。昔はちゃんと小山だったんだな」

「安全な水深の境界を示す木の柱だぜ。いつも濡れてるから、澪標(みおつくし)っていうらしい。けいおんのミオかよ」

「元ボタ山が見晴らしがいいからって名所になるって、大阪は商魂たくましいな! 天保山は残念ながら幕末に見る影もなく、わずか高さ7mくらいまで削られたんだぜ。欧米列強より大阪湾を守る砲台陣地になっちゃった」

「それでも長い間親しまれた実績から山の名前は残っていて、その後の地盤沈下で標高4.53mにまで下がってもなお、国土地理院公認で山として認めてもらえて現在に至ると。歴史ってのはバカに出来ないな。幻想郷じゃ長生きしまくってる妖怪がそのまま歴史だから、記録を残す奴が少なくて私たち人間は大変だぜ」

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