福井県立恐竜博物館

おでかけフォト
撮影:2005/10/07

 福井県勝山市にあるアジア最大の恐竜専門博物館。常設展示だけでも30体以上の全身骨格標本があり、様々なものを合わせた標本数は1000点を超える。

 駐車場にあるフクイサウルスのモニュメント。

 恐竜の博士。こういう変わった置物が博物館の周辺にいろいろと散らばり、おもに子供達を楽しませているようだ。

 行ったときはちょうど特別展示で「大空に羽ばたいた恐竜たち展」が開かれていた。残念ながらこちらの写真は一切撮影禁止だったが、始祖鳥類の本物の化石がドイツ産、中国産揃って展示されていた。始祖鳥類はドイツと中国でしか発見されておらず、双方の産地の本物が一ヶ所に揃うのははじめてのことらしい。始祖鳥の写真が撮れなかったので、2004年の夏に千葉県幕張メッセで開かれた「驚異の大恐竜博」で撮影した羽毛恐竜、ミクロラプトル・グイでも貼っておく(下)。

 最近は恐竜に分類された化石から、羽毛や飛行能力に、気嚢システムと呼ばれる効率的な肺呼吸器官など、鳥類が持つ特徴が続々と再発見されており、両者を区別する明確な境界が崩壊しつつある。鳥類は恐竜の子孫ではなく、恐竜そのものの一種として見なされる傾向すらあるほどだ。いずれにせよ恐竜は絶滅していなかった、という主張は定説の段階に入っている。その血と遺伝子は鳥類に受け継がれたのだ。

 さて、入口から入ると、広い空間の奥に様々な展示が覗いている。

 恐竜の世界ゾーンを上の階から見下ろした状態。高校の体育館ふたつぶんほどの広さがある。ひとつひとつの標本は数メートルから大きくて10メートル以上ある。

 恐竜が展示されているゾーンまでの通路には、有名な化石のレプリカがある。これは三葉虫が死ぬ前に這ったやつで教科書にも載っている。以後の種類等の説明はすべて博物館で売っていた展示解説書による。
 複製という表示は原模型からのレプリカという意味である。だからといって複製表記のない骨格標本が本物の骨というわけではない。本物は貴重な研究資料だし、全身100パーセントすべての骨が出ることはまずない。本物の骨を型取り再現した部品群や、あるいは本物の骨に、これまでの研究や知識を元に再現した骨を合わせて組まれるのが、博物館で展示される骨格標本の正体だ。

 ボーンベッド。アメリカ・ワイオミング州にある白亜紀後期のものを複製。

 フクイサウルス・テトリエンシスの復元模型(一部可動してる)が出迎えてくれる。福井県手取層群から発見された、日本の固有種。

 化石が大量に発見されているマイアサウラの成長度合。骨にできる木の年輪のようなものから、恐竜の年齢が分かるらしい。

 トリケラトプスの頭骨。その気になれば自由に触れるので、おそらくレプリカ。

 有名な共倒れ化石(モンゴル産)。おそらく複製。捕食者と被捕食者が激しく争い、力尽きてしまったもの。ベロキラプトル(補食側)の爪がプロトケラトプス(獲物側)の頭骨を貫いている。まさかとは思うが、刺さった爪が抜けなくなって死んでしまったという、間抜けな落ちだったかも知れない。

 様々な恐竜の頭部。

 竜盤目、獣脚亜目のコーナー。二足歩行の肉食恐竜たち。以後の標本は欧州、北米、中国、モンゴルのものが多い。
 エオラプトル・ルネンシス。小さい個体だがそれでも大型の犬よりは大きい。

 ディロフォサウルス・シネンシス。

 アーケオルニトミムスの一種(複製)。

 タルボサウルス・バタール(複製)。

 あまりにも有名な、ティラノサウルス・レックス。11メートルもあり大迫力。

 シンラプトル・ドンギ(複製)。

 アロサウルス・フラギリス(複製)。他にはモノフォサウルス・ジャンギ、デイノニクス・アンティルロプス、オビラプトルの一種(複製)がいた。

 竜盤目、竜脚形亜目のコーナー。いわゆる竜脚類。草食で首が長くてとにかく体がでかい。30メートルを超す史上最大クラスの恐竜、サイズモサウルスはこの仲間。
 手前がクンミンゴサウルス・ウディンゲンシス(複製)。奥がマメチンサウルス・ホチュアネンシス(複製)で23メートルと超巨体。

 マメチンサウルスの胴体部を前から見てみた。でかすぎて全身を写すのは不可能。

 ルーフェンゴサウルス・フェネイ(複製)。他にベルサウルス・スイというのがいたらしいが、該当するのが思い出せない。

 復元模型等のコーナー。こんな風に立てたんジャネーノ? という感じの復元模型。1/1なので、模型のレベルを超越してる。4〜5階くらいの高さがある。


 動く草食恐竜の復元模型がいた。薄暗いところでフラッシュ禁止なので、こんな感じ。

 デイノニクスだったかな? やはり動く。

 珪化木。触っていいらしい。

 鳥盤目、鳥脚亜目のコーナー。草食。鳥盤とは鳥に似た骨盤を持っているということだが、鳥との進化的繋がりはない。鳥類は竜盤目の小型恐竜から進化している。
 下はエドモントサウルス(複製)。乾燥環境でミイラ化したものが化石になった非常に貴重な標本で、皮膚等の構造が細かく残っている。

 カンプトサウルスの一種。

 サウロロフスの一種(複製)。

 バクトロサウルス・ジョンソニ。

 手前はサウロロフスの一種。すぐ後ろはプロサウロロフス・ブラックフィテンシス。一番奥はオウラノサウルス・ニジェリエンシス(複製)。

 左はサウロロフスの一種の後ろ半分。右はバクトロサウルス・ジョンソニ。小さいように見えるがそれでも4メートル。周囲がでかすぎるだけ。

 ヒパクロサウルス・ステビンゲリ。

 左はイグアノドン・アセルフィルデンシス(複製)。真ん中はイグアノドン・ベルニサルテンシス(複製)。奥はムッタブラサウルス・ラングドニ(複製)。

 プロバクトロサウルスの一種(複製)。

 オウラノサウルス・ニジェリエンシス(複製)。他にもアギリサウルス・ラウダーバッキ(複製)、ヒプシロフォドン・フォクシイがいた。

 鳥盤目、角竜下目のコーナー。二足と四足の草食恐竜で、頭がでかい。トリケラトプスが有名。
 プロトケラトプス・アンドリューシ(複製)。

 カスモサウルスの一種。他にはアーケオケラトプス・オオシマイ(複製)があった。

 鳥盤目、堅頭竜下目。草食。文字通り頭骨がすごい。
 パキケファロサウルスの一種。意外と小さく、3メートルほど。

 鳥盤目、ヨロイ竜下目。サイやアルマジロみたいな草食恐竜。
 ユーオプロケファルス・ツツス。他にはピナコサウルス・グランゲリ(複製)がいた。

 鳥盤目、剣竜下目。草食でけっこう人気者であるステゴサウルスが含まれる。
 トンジャンゴサウルス・マルチスピナス(複製)。

 福井県勝山市の恐竜のコーナー。
 フクイサウルス・テトリエンシス。イグアノドン科の草食恐竜。全長4.7m。別名フクイリュウ。

 フクイラプトル・キタダニエンシス。カルノサウルス類肉食恐竜。全長4.2m。手取層からは他にも卵の殻の化石や、竜脚類の歯の化石が出ている。

 ニッポノサウルス・サハリネンシス。1934年、当時日本領だったサハリンで見つかった草食恐竜。全長4.1m、ハドロサウルス科。日本で他に有名な恐竜といえば和名フタバスズキリュウがある。

 リップルマーク。波の跡が化石化したもの。化石漣痕。

 恐竜の前に繁栄した哺乳類型爬虫類。ディメトロドン・リンバタス。

 シノカンネメイエリア・インチアオエンシス。哺乳類型爬虫類は四肢が横に張り出しており、恐竜に比べ動きが鈍い。よってやがて出現した敏捷な恐竜に駆逐されたとされているが、すでに哺乳類型爬虫類の一部から誕生していた哺乳類が新生代まで雌伏し、恐竜絶滅後に一気に進化をはじめる。

 中生代の海棲爬虫類。プロトステガ・ギガス。くそでかいウミガメ。

 いきなり時代が飛んで哺乳類。巨象のプラティベロドン・グレンジャイ。

 ケナガマンモス。


 ギガンテウスオオツノジカ。

 ミュージアムショップの看板恐竜くん。

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