狼とお腹すいたわっち ホロの黒沢湿原放浪記 風物 おでかけフォト よろずなホビー

撮影:2006/07/27,2009/04/30

ネタ元:狼と香辛料
「わっちはの、おなかがすいたぞ? なにかたもれ」 「残念じゃアニメの。あのオスが用事でおらぬ」
「なんということか! 食い物を探さないといけぬのかえ原作の?」 「うむ。黒沢湿原で、食べ物探しといく」
「これで『こくぞう』と読ませておる」 「それでは行こうかの」 「下についたはいいが……」 「うむむ……」 「4月末は思ったより殺風景じゃの、原作の」 「見てみいアニメの」 「なにか蠢いておる」 「だめじゃ原作の。わっちは稚魚は好かぬ」
「アニメのわっちはぐるめよの。好き嫌いはあかんと思う」 「じゃが見てみい。蓮で埋め尽くされておる。ここにまともな魚はおらぬ」 「さようじゃな」 「湿原なれば、より大魚を求めて広い水場へ移動するのが吉と思うぞ」 「池じゃ」 「さて、魚を釣ろうかの」 「…………」 「しまった、釣り竿も網もない」 「狼になって捕ればよかろう」 「さて、アニメのが池で暴れてるうちに、わっちはわっちで獣でも探そうかのう」 「人の歩道じゃ。湿原はぬかるむからのう」 「ここを伝っていけばそのうち、なにか見つけられるじゃろ」
「……いつ人が来るかわからん池で狼には戻れぬわ。おーい、原作の」 「ん? 倒木とは、湿原らしいの」 「それにしてもあれじゃな。動物の影も形も見あたらぬ」 「アニメの、食べ物は見つけたかえ?」
「だめじゃ。なにもおらぬ」 「閑散としておってだめじゃ。獣も寄りつかぬ」
「やはりここは魚の路線に戻ろうかの」 「湿原を流れる川を伝ってゆけば、そのうち見つかるじゃろ」 「おなかすいた」 「そこそこ良い景色じゃが、これでは腹は膨らまぬ」 「のう原作のわっちよ」
「なんじゃ?」 「こうなったらわっちらの力で、生命豊かな初夏へと時間を進めてみよう」 「……うむ」 「梅雨を経て含水量も増えれば、この滝もかように豊かになろう。さすれば魚も肥えよう」 「獣も原野に満ちるだろう」
「よし、2人の力で初夏へ時を進めよう」 「おおおっ! 草が、草が伸びておる」 「やるのう、わっちらも」 「時を3ヶ月廻した!」 「おおっ! 緑に力溢れる季節よ」 「……いい景色じゃの」
「たしかにな」 「癒されそうじゃ」 「これなら遊歩道を散策するのにちょうどいい」 「湿原の花も咲いておるし」 「サギソウ?」
「黒沢の名物らしいの」 「おおっ、これは可愛い」 「群生しておるな」 「日差し強い黄緑に点在する、白い綿毛のようじゃ」
「じゃが、腹は充たせぬぞ原作の」 ぐぅ~~~~~~~~~~!!

「ああ、力が抜けてく……」
「こらっ堪えろ」 「むり……」 「……ああっ」 「元に戻ってしまったの」 「くたびれもうけじゃったな」 「おなかすいたのう」 「おーい、ホロ~~」

「おっ、たわけが戻ってきたみたいじゃな原作の」
「こうなったら……最後の手段として、ロレンスでも食してみる、というのは?」

ぐぅ~~~~~~~~~~!!

「……なんとなく賛成っ!」


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