手塚治虫記念館 夢中 おでかけフォト よろずなホビー

撮影:2012/07/12

小説のストーリー技法を日本漫画に取り入れ、国産テレビアニメの創始者でもある、現代に連なるオタクカルチャーの始祖、偉大なるマンガの神様、手塚治虫の世界。 兵庫県宝塚市
宝塚歌劇で有名な宝塚市には、瀟洒な洋風デザインの建築物がいくつも見られる。 そういう建物群の中に突然、変わったモニュメントを散りばめた煉瓦張りの一棟が。ヒゲオヤジ。 20歳以上のオタクで、鉄腕アトムを知らない人はあまりいないだろう。最近では2003年から2004年にかけて平成版のアニメが放送された。1963年の国産テレビアニメ第1号も鉄腕アトムだった。 宝塚市立 手塚治虫記念館宝塚市は日本最初のストーリー漫画家であり、国産アニメーターでもある手塚治虫先生(1928~1989)が、5歳から約20年間を過ごした地だ。その縁でこの記念館が作られた。 手塚治虫先生が産み出した主要なキャラたちの手形・足形が入口の誘導路に填められている。これは鉄腕アトム。 飾り柱にもキャラクターが。 建物に入るぜ。 入場料は大人700円だ。ちなみに全館ほぼ撮影自由。すごいぜ。 エントランスの天井絵。手塚原作のアニメは1990年代までかなりの数があったので、30歳以上なら知ってるキャラもちらほらあるだろう。私は家の近くの図書館が手塚治虫漫画全集を設置していて、けっこう読んできたので、半分くらい分かる。 常設展示室
常設の最初は、手塚治虫作品関係のグッズ紹介コーナーだ。 いかにも時代かかってるなあ。萌えフィギュアも数十年後にはこうやって飾られるのかな? つづけて見るのは手塚治虫先生の年表だ。60年の生涯に産み出した作品は数知れず。いまと違ってひとつの作品に注力するような時代ではなく、売れっ子は同時に何本もこなすのが普通だった。マンガの線が少なく、より単純だったから出来た芸当だろう。 手塚治虫先生のイメージはすっかりこの姿で定着している。 初期作品 これは……生原稿かな? いやまあ劣化を考えれば通常は複製だろうけど。ちょっと分からん。 火の鳥は名作だぜ。 お茶の水博士やヒョウタンツギに釣られて、エレベーターで上にあがった。 エヴァンゲリオン展
するとなぜかエヴァンゲリオンが迎えてくれたよ。企画展示室で特別展やってた。 ちなみにエヴァ展は撮影禁止が多くて、写したのは可能なものだけだぜ。こちらは等身大のフィギュアども。お顔のディテールがちょっといまいちかな。 第3新東京市 エヴァ展で立体ばかり写した――というより著作権の問題からか、立体しか撮影可能なものがなかったので、立体ついでに記念館で見かけた手塚治虫キャラな1/1スケール立体物をまとめてみた。レベルの高いやつで。 モニュメント類
記念館前で客寄せやってる、火の鳥のモニュメントだ。野外撮影のお伴につれてきた射命丸文も炎に混じってるよ。ちっこく。 エントランスの鉄腕アトム。アトムは何体かいたと思うが、こいつが一番良かった。 リボンの騎士 ジャングル大帝 ブラック・ジャック 手塚治虫先生&仕事場 ミュージアムショップ
お土産売り場にはオリジナルグッズが色々あったよ。 このシャツは見る方向でアトムの内部が透けるのだ。 手塚治虫ライブラリー&単行本展示棚
おそらくもっとも時間を潰せるスペースがここだろう。 貴重な稀覯本の数々。 ライブラリというだけあって、こういう並べてるのを見るだけではなかった。 メジャーな作品は、手にとって読むことが出来る。そのための机なども設置されている。 おっ、鉄腕アトムがあった。 3巻くらいまで読んできたよ。日本のポップカルチャーは、手塚治虫以前と以後で語られるほど、その影響力は絶大だった。なるほど、とんでもなく、ぐいぐいと読ませるぜ。 最後に手塚治虫先生の奥さんの絵でおしまい。写さなかったけど、ほかに映像ホールやアニメ展示室、漫画史年表などがあった。


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