らき☆すたEXフィギュアVol.3 フィギュアレビュー

発売:2010/06:SEGAセガ

静かに佳作なプライズだってヴァ! Vol.3はあきら様とヴァだ。ロリロリ! 1~3にOVAと4弾まで来て、つかさとピンク巨乳はエクストラでの立体化なし。それどころか次回は夏服バージョンのこなた・かがみんが決まってる。 小神あきらノンスケール扱いだが、測ってみたところ事実上の1/8サイズだった。この大きさであきら様がフィギュア化されたのは初めてだ。 らき☆すたフィギュアはそのリリースが急速に鈍化している。 したがってあきら様のスケールクラスフィギュアが、今後出る可能性はかなり低いだろう。ファンとロリコンは、入手しておいたほうがいいと思う。理由はほかにもある。 らき☆すたのプライズフィギュアとしては、これまでで突出した出来だからだ。法律によって予算制限が厳しい景品物はその仕上がりレベルにどうしてもムラが生じるが、今回は的の真ん中近くに上手く当たった。 あきら様やヴァのようにフィギュア化される機会が少ないキャラにとって、幸運以外の何物でもない。クリティカルスマッシュだ。ほかのキャラはプライズ以外のスケールフィギュアで十分に満足すればいいだろう。 このていどのあおりで見えた。防御弱いぞあきら様! 人形は顔が命。細かい粗はそれで吹っ飛ぶ。 いかにもらき☆すたらしい極端なデフォルメバランスだ。これが好きな人にはたまらない。よくできました。 単調にならないポーズ付けもいいね。プライズは棒立ちになりがちだから。 髪の毛 ダボダボな服を表現するためか、開襟の裏側は1~2cm奥まで作っていた。プライズも進化したものだ。 バストサイズなんか当然のようにまったくない。平らでまな板みたい。 今回の原型師はずいぶんとこだわっているようだ。 このように、袖の下に手がしっかり造型されていた。以前SEGAプライズの記事をどこかで読んだのだが、プライズフィギュアの開発セクションでは、原型師がこだわってきた部分をできるだけ、予算の範囲内で実現しようと努力しているという話だった。 原型師がどう料理するかは、あるていど自由な裁量を委ねているらしい。プライズフィギュアでオミットされることが割合多いセーラーの裏地も、今回はしっかり完璧に、かつ1ミリ以下の極薄で仕上げてきている。まるでグッスマやアルター並だ。 短いぜこのスカート。内股の空間がかわいい。 脚部 台座には震える相棒が。 ぱんつは設定通り。ペチコートまである。 さすがにストッキング越しっぽい塗装は再現してない。 パンチラ ただ、塗装面が残念だ。造型や分割で凝ってきた反動か、グラデーション塗装などが今回は一切ない。ぱんつも平板で、クロッチラインや皺表現がなかった。 さすがにすべてを満足させるのは難しいようだが、光る物がひとつでもあれば、それでフィギュアの印象は確定するといっていいだろう。塗りの悪さを補って余りある造型の仕上がりだ。 日下部みさおみさおのフィギュアは種類こそ少ないけど、あのバンダイですら突発的に良い造型を送り出すなど、造形的にはかなり恵まれている。
それはこのプライズでも同じだった。いきなり似てるんだってヴァ。 みさおはロリ系・元気キャラ。あきら様と合わせ、エクストラVol.3はロリコン御用達だね。 WAVEよりまもなく出るスケールフィギュアは1/12サイズだ。こちらはおよそ1/8スケールとボリューム的には勝っている。塗りや部品精度では劣るが、迫力や存在感では勝っているだろう。 そして顔。奇跡の仕上がりかどうかよく分からないが、似てるんだってヴァ。 ベストアングルはやはり視線の正面か。八重歯が可愛い。WAVE版は原型師の作家性が若干表に出てしまってるので、似てる度の価値からいけば、このプライズ版に軍配があがる。 斜め前から見た髪の側面ボリュームまでアニメっぽい。とにかくみさおフリークは確実に手に入れるべし。べしべし。 髪の毛 みさおのバストは、こなたほどじゃないが、少ないぜ。 セーラー服だってヴァ。 みさおの性格を示す立てた指。 背中側 スカート 台座にはスケールフィギュアになる見込みがまるでない、不遇な背景コンビの片割れが。みさおは舌っ足らずなヴァだけでこうしてフィギュアになれたのに。 下○は白いぜ。ヴァだしな。 パンモロ アンスコってじつは萌え要素かもね。 あきら様とおなじく、ぱんつにエロはまったくない。 パンツの出来はエクストラらき☆すたシリーズでもっともアレだが、飾っての満足度はずっと高い。しょせんエッチさを期待できないロリーなフィギュアは、その評価に占める顔の比率がぱんつよりも大きいといえるだろう。

2010年発売フィギュア レビューリスト

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