Velbon カーボン三脚 Geo Carmagne N635M II

東方光画機
購入:2016/08 分類:三脚

 センターポールのエレベーター伸縮幅42.4cmは、中級カーボン三脚現行最長だぜ。

 でかい箱なので外で撮る。

 撮るカメラはこいつ。

 うむ?

 箱の中身がこの三脚だぜ。センターポール下部を外して低い高度を取れる。広い場所限定でミニ三脚兼用はこのクラスの中級三脚では普通。

 通常はこんなの。

 ベルボンのジオ・カルマーニュN635MII。

 三脚が3つに増えちゃったなあ。しかもみんな中級だぜ。しかしお値段一番高いのが今回レビューしてるN635MIIだ。脚だけで4〜5万円くらいする。雲台とか不要なので脚のみモデルを購入。

 古い形式のナット締めで、しかも3段型だ。これを選んだのには理由がある。

 それは――まずセンターポール高を合わせ……

 ほいっと。マンフロット190が25cm止まり、以前から持ってるSLIK724FLが33cm――で、ジオ・カルマーニュの3段ナット締めが42.4cm。マンフロットやスリックは脚の仕様が変わってもエレベーター幅はほとんど変化しない。でもベルボンは違う。保持力や重さによって、ギリギリまでセンターポールを長くしてくれるんだぜ。その最長となる組み合わせが、「ナット締め」と「3段」だ。ナット式のほうが自重が重くなりポール長への余裕が生じ、3段のほうが4段より剛性が確保でき揺れへの耐性が増す。

 しかもベルボンの三脚は同級の他社メーカーよりセンターが太い! 公称耐荷重は4Kgだが、7Kgを謳うマンフロット190や5Kgを称してたSLIKの724FLと実質的に等しい耐荷重だと実感できた。購入からレビューまで2週間ほど色々使いまくった結果なので、自信を持って断言する。こいつら性能はちっとも変わらない。ベルボン馬鹿正直すぎるぜ。SLIKは買ったのが2011年でその当時の数値が5Kg。いまでは馬鹿正直メーカーになっており、724シリーズの耐荷重は4Kgへと下方修正されている。疑問に思って調べると、海外メーカーの耐荷重はきわめて良好な条件下での最大荷重で、日本メーカーのそれは厳しめの条件での数値とのこと。

 エレベーター幅の広い三脚を買った理由は、私のレビューでは一度の撮影でも上下移動がわりと多く、そのほぼすべてをセンターポールの昇降でまかなっているからだ。三脚操作の推奨だとエレベーターはあくまでも最終調整の補助用、理想は三脚脚で――ということだが、その原則に従ってると私のレビュー撮影は毎回2時間は掛かってしまうんだぜ。それを1時間以内で済ますには、理想なんか最初から捨ててしまい、エレベーター上下運動によって撮影をこなすのが賢いレビュアーの三脚使用方法だと思うぜ。

 普段のフィギュア撮影時の高さ、今回は8cmアップ。つまり常時「非推奨」の状態で写してるわけだな。実質耐荷重3〜4Kgの三脚に最大でも1.5Kgていどしか載せないから、非推奨だろうが余裕で保持する。カーボンだしそれほど揺れない。

 ノーマル高でだいたいこうなる。センターポールの基部が撮影ブースよりだいぶ低いのは、見上げ構図のための「遊び」だ。見上げ構図が欲しくなってから三脚を調整してたら水平を取り直すのが面倒すぎるので、こういうやり方になった。2008年から8年、ずっと変わらない。

 マンフロット190はポールが25cmしかないので、一番高くてもこのていど。レンズを50mmや60mmに交換すればもっと斜め上の構図より写せるが、レンズ交換は落下の危険をともない、センサー清掃の間隔も短くなる。

 これまでのカーボンマスターがこの角度。もっと変化が欲しければ標準マクロへ交換するか、脚を伸ばすしか手がなかった。むろん脚を動かせば水平を取り直す必要があり、その作業には数分を擁する。また短くするにもおなじ手間がさらに掛かる。

 ところがこれ! 42.4cmの威力。標準マクロへの換装なしで、変化の大きな構図を得られるようになった。とにかく水平をいちいち取り直さず、激しいアオリ〜フカンを撮影できるこの「強み」は、推奨外の外道な撮り方をメインとする場合において存分に発揮される。私は33cm→42.4cmのためだけに5万円近くを出したわけだ。水平とはそれほどまでに神経を使う。なにしろカメラも水準器も精度的にアテにならない。おまけに撮影台そのものがわずかに傾いてたりするし、そちらこそを真の基準としなければいけないわけで。神経質になるなら、できるかぎり調整回数を減らす方向でツールを用意するしかない。

 こいつの利点、ベルボン中級以上のモデルは、脚に目盛りが入ってるぜ。すばらしい! これの重要性は、屋内撮影が多い三脚使いならとっても納得できるだろう。じつにブラボー! マンフロットとか余裕でポイしてメイン三脚の座におさまった。あ、このII型はさらに、石突まで交換できちゃうよ色々。

 センターポールの最下部にネジ山があったので――

 アクセサリーを調べたところ、別売りパーツにエンドフックあったので取り寄せた。購入したのはSサイズ。

 屋外で強風吹けば、こいつにリュックなりカメラバッグなり下げれば安定だぜ。エンドフックやストーンバッグのある三脚は中級以上のステイタスでもある。

 やっべー、付属にあったよフック。知らなかったよやっべー。


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