Adobe Photoshop CC & Adobe Photoshop Lightroom CC 機材 ホビーレビュー

機材
購入:2017/03 分類:画像処理ソフト

2015年初夏に更新してたアドビの現像&画像ソフトがいずれもコスト回収したので、CCへ移行したぜ。 というのは建前で、実際は業務用グラボを少しでも活かすため。ELSA NVIDIA Quadro K4000 は2013年発売当時、実勢価格12万円もした高級グラフィックボードだった。いまでは中古市場にて2万円台で取引されている。2017年現在ではベンチマークでもあまり奮わないが、あくまでもゲーム用において。フォトショップ環境では違う。 CCは Creative Cloud の略だ。さまざまなプランがあるが、迷わずフォトプランを選択。フォトショップとライトルームのセットになり、フォトグラファーにもっとも人気が高い。年額12000円ほど。最初にコスト回収と述べたのはこのCC価格で換算してだ。昨年末くらいに回収を終えていた。CCフォトプランはAmazonなどでちょくちょく年額プラン3割引セールなどをやってるとか。運良く見かけたら即買いだな。 アカウントは以前から持ってたので導入はあっという間だ。ログインしてダウンロードしてインストールするだけ。つねに最新バージョンと最新機能を使用できる。 これがフォトプランのログイン状態。三番目にある Camera Raw はフォトショップ系各種ソフトで動く現像エンジンツールだ。独立したソフトとしても動ける。 Adobe Photoshop Lightroom CC
SSD導入により起動まで8秒。表のカタログに1100枚ほどストックされてる状態で。下のバーを見ればわかるように、新PCはこれまでと違い同時にたくさんのソフトウェアを動かしてもびくともしないぜ。基本配置はライトルーム6の時代から不変、各種設定もそのまま受け継ぐ。 クアドロK4000でパフォーマンスを向上させる。描画速度やいくつかの操作がグラボのGPUの恩恵によって劇的に早くなった。CPUもGPUを搭載してるが、専用グラボにはまったくかなわない。たとえ4年落ちでもまだ高速だ。
基本補正と現像まではライトルームを使う。レタッチなどはGPU使用フォトショップが高速&快適なのでソフト移行する。 ※2017/03/16追記
いろいろ細部の検証を繰り返し、設定の最適化(と思われる)をチューニングを施した結果、1600万画素なら1枚1.4秒ほどで現像できる。以前の何倍も早い。
※2017/10/20追記
キャッシュなどの設定を多めに調節すると1600万画素で1枚ほぼ1秒まで高速化した。メモリに余裕を持たせるのではなく、積極的かつ貪欲にリソースを割り振るほうがいいみたい。この早さなら数千万画素でもストレスは小さいだろう。 Adobe Photoshop CC
現像後の作業は基本にして王者のフォトショップ。
GPU使用によって一挙に高速化したフォトショップ。起動までわずか5秒。世界最高速のSSDを使えばわずか2秒で起動するらしい。こちらのウィンドウ配置もエレメンツを継承。 エレメンツの使用をやめたのはGPUで高速化できないため。フォトショップは2015年から対応した。めっちゃ高速でニヤリが止まらない。以前のPCでCCを試用したとき、あまりの遅さに速攻でアンインストールした。マシンパワーがまるで足りなかったんだぜ。 フォトショップはOpenCLという並列計算を得意とするフレームワークに対応している。業務用のクアドロはこのOpenCLに特化したグラボだ。旧機種ゆえゲーム用DirectXでは散々なスコアになるが、オープン系でグンと成績を伸ばし、項目によっては10倍とか猛烈に高速化する。あとクアドロは地味に30Bitディスプレイ表示対応。光の3原色各10Bitずつ×3で30Bitだ。ゲーム用グラボはまず非対応。私が使ってるEIZOのカラーマネジメント用モニターは余裕で対応していた。ただし24Bit止まりのWeb写真用途ではチェックするだけ無意味だが、なんとなくチェック入れた。 CCへの移行とアップデートでNikコレクション最後の壁、HDR処理が可能になった。最近のデジカメはRAW状態で12Bitとか14Bitなんてとんでもなく広い色深度を誇ってるので、一枚からのHDRも容易だ。ブラウザで扱える画像形式の色深度は最大8Bit止まり。それでも8×3=24Bit、およそ1600万色。 出力側の色深度10Bitはグラボのコントロールパネルでも設定可能。これで動画なども対応してるものを10Bit出力で表示できる。10Bit×3は10億色になる。とんでもねえが、大半の環境では不要。よって対応ハード&ソフト&アプリはいずれも少数。でもデジカメはファミリー用でも12Bit×3の36Bitをカバーしている。それを表示できるのは――ガチプロツール、1000万円とか? もう個人&趣味で手が出る世界じゃないな。
じつは新PCのCPU、i7-7700シリーズのGPUは地味に10Bit表示に対応してるが、GPUそのものの性能が思ったほど伸びておらずまだアレだ。それにグラボなしで10Bitを扱うにも、モニターとの接続関係などからミドルクラス以上のマザーボードが必要になってくる。結局は金がかかる。 10Bit表示はWeb写真では宝の持ち腐れだが、動画視聴において威力を発揮するぜ。10Bitなら10Bit×3=30Bitの10億色で表示してくれるのだ。 Web上で10億色の実力を見せられないのが残念だが。いくら30Bitをキャプチャーしても、変換したら24Bitになってしまうぜ。なんにせよサイト編集時はアニメ再生しながらなので、ちょっとは楽しみができたかな。
※追記:アニメはメディアだと24Bitなのかー。まあいいや。 ※2017/03/27追記
最大3割にもなる期間セールは連休や長期休みに仕掛けられるというので、アンテナ張ってたら使用開始一ヶ月と経たず引っかかった。 春休みに仕掛けられた数日限定のおトク満開SALEで、表示8%+レジ10%の18%引だぜ。2月にも2割引セールが2日間限定で行われたとか。 年間コードの販売ページへ飛ぶ。 表示上は8%引。普段は定価だ。 すかさず購入。 間違いなく18%お得だった。アマゾンギフト券が残ってたのでそのぶん合わせて24%OFF。 プロダクトキーが発行されたぜ。 クリエイティブクラウドへログインしコードを入力。 1年間24%オフで利用できるようになった。この利用期間はコードを入力するたび残り期間が足されていくので、いわゆる買い溜めが可能だ。最高の3割引は2016年だと6月ごろ実施されたそうだぜ。いつも2日から3日とごく短いし、割引率が高いときは枠数も限定されるとか。


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