TOKINA AT-X 116 PRO DX 11-16mm F2.8(IF) ASPHERICAL

東方光画機
購入:2011/02 分類:ズームレンズ

 広角よりもうひとつ手を広げた領域を写せる、超広角レンズだぜ。

 レンズメーカー・トキナーより発売されているズームレンズ。ニコン純正でなく割安の社外製を買っているのは例によって資金に限りがあるからだが、APS-C機用のF2.8通し超広角ズームに絞れば、購入時点でこいつしか選択肢がない。安いわりに画質評価も並のレンズより高く、単焦点と同等のスコアを叩き出す。

 ニコン純正だったら10万円かかる類の特殊レンズが、光学性能据え置きで1/3ていどで済む! って、それでも一眼エントリー機の型落ちボディ買える値段だし……カメラに関しては金銭感覚がすっかりおかしくなってきたな。これでさらに純正主義なんかに移行した日には――いや大丈夫! だって収入的にもう買えないから!

 標準ズームレンズの画角は通常、広角側75-80度辺りが最大だが、この超広角ズームは資料によると一番狭くても82度ほど、ワイド側で104度くらいになる。数値がおおよそなのは同マウントでもカメラによって微妙に画角が変わってくるため。

 ズーム目盛りが1ミリずつってのが超広角の性格を物語ってるね。

11mm 感覚的に分かりにくいが、とても広い。人間の視界を圧倒する広さなのに、不自然な歪みがすくない。だからこそ広さが分かりにくい。

16mm コンデジの紹介で広角24mmとあればこの画角だ。

11mm 昼間の撮影なら標準ズームの2〜3枚合成パノラマからでも代用できる超広角だが、夜景といった三脚を使う長時間露光撮影では1枚ごとの露出差がおおきく難しい。その辺りに価値が見出せそうだ。

16mm 16〜17mmスタートの上級標準ズームでは広くてもここまでしか写せない。

 このレンズは夜空がオススメとのことだったので、ためしに夜空写してみた。オリオンなんだぜ。天の川が見えるような山奥であれば大展望が写せそうだ。

 超広角らしさを見せられる一枚を探したら、ちょうど灯台の写真があった。灯台の上のほうと、土台の見え方の違いで、ふつうのレンズでは写せないものだと分かるだろう。これを標準ズームの合成で得ようとすれば、遠近感がおおきいぶん連結を自然なものとするため、横写しで5〜6枚は必要だ。
 トキナーレンズで写す青空はトキナーブルーと呼ばれる独特の色乗りになるらしい。そういえば夜景の夜空も妙に紫がかっているな。よく分からないが、下の一枚でトキナーブルーが再現できているとすれば、それは私の腕ではなくレンズのおかげだ。